父の48年後に子も落雷で死亡、「雷は2度落ちない」の言葉を信じる。

2011/07/21 10:01 Written by Narinari.com編集部

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先日、米国で48年の歳月を挟んだ雷による悲劇が起きました。

米放送局NBCやABCなどによると、この悲劇が起きたのはニュージャージー州ハモントンという町でのこと。週末の野外バーベキューを楽しんでいたスティーブン・ルーニーさん(54歳)は、雲行きが怪しく、雷が鳴り出した空を見上げながら「大丈夫だよ、『雷は2度落ちない』って言うじゃないか」と、心配して屋内への避難を促す家族に話していました。

ルーニーさんがそう話したのには理由があります。実は彼の家族は、48年前に1度、雷事故に遭遇したことがありました。ルーニーさんが子どものころ、父親が釣りの最中に雷に撃たれて亡くなっていたのです。

そのため、先の「雷は2度落ちない」の言葉に繋がったわけですが、ルーニーさんはこの言葉を過信していたのかもしれません。彼と従兄弟のスコットさんらが葉巻を吸おうと、家族から少し離れた木の下へ向かったときに事故が起きました。彼らのすぐそばに雷が落ち、2人とも感電してしまったのです。

幸い、スコットさんは軽いケガで済みましたが、ルーニーさんは病院に運ばれて治療を受けたものの、その甲斐なく、5日後に亡くなりました。

先日は、この数年の間になぜか6回も雷の直撃を受けながら、現在も存命の男性(参照://www.narinari.com/Nd/20110715838.html)が米メディアを賑わせましたが、今回の出来事も父と子がともに落雷で亡くなるという悲劇に、家族には多くの同情の声が寄せられています。

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