旅行の先々で妻の“花嫁”写真、3年間かけて世界巡り写真集を出版。

2011/07/19 15:59 Written by Narinari.com編集部

このエントリーをはてなブックマークに追加


パリのエッフェル塔を眺めながらワインで乾杯。エジプトのピラミッドをバックにラクダに乗ってポーズ。紅葉の木々の間を流れる河でカヌーのオールを漕ぐ――そんな旅を楽しむ女性の姿を夫が撮影し続けた写真集がこのたび米国で出版されました。もちろん、単なる旅行の記録なら珍しいものではありません。でも、この写真集は、夫婦の徹底したこだわりを形にしたものなのです。

米ニュージャージーに住むジェフ・サルベッジさんが撮影した妻・ジェニファーさんの写真は、すべてにある共通点があります。それは、妻が必ず同じドレスを着ているということ。しかもそのドレスは、2人の結婚式で実際に使用したウェディングドレスなのです。結婚から3年。旅行で行く先々にウェディングドレスを持参し、世界各地で撮り続けた写真をまとめたのがこの写真集なのです。

写真の一部を紹介しているジェフさんの公式サイト「One Dress, One Woman, One World」によると、すべての始まりは2人が結婚式を挙げるために訪れたイースター島でのこと。新郎でありながら、カメラマンの役割も担っていたジェフさんが妻に投げかけたリクエストが発端でした。ジェニファーさん曰く「ライティングや背景にこだわる彼が、島中のいろいろな場所で何度も何度もドレスを着てポーズを取るように私にお願いしてきたの」。

結局、イースター島では3回ドレスを着るハメになったジェニファーさん。すると、結婚式の1か月後にヨーロッパのアルプス地方へ行った際にもウェディングドレスでの写真を撮ることになり、気がつけば中国、エジプト、ニュージーランドと、バックパックにドレスを詰め込んでは、ポーズを取り続けることになったそうです。

世界のどこへ行っても、ウェディングドレス姿で写真撮影をしているとなれば、自ずと人々の注目を集めます。ジェフさんは「そうすると自然に現地の人たちと交流できる」と、夫婦の“プロジェクト”のおかげで旅の楽しみが増えた喜びも感じているようです。

3年間の記録はジェフさんの公式サイトからそのままタイトルをとり、米Amazon.comなどで販売中。それにしてもこの“プロジェクト”、ずっと新婚旅行気分が続きそうで、なんだか素敵ですね。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.