“猫兵士”が敵を倒し味方救助、ゲームの世界再現するクリエイター最新作。

2011/07/13 06:15 Written by Narinari.com編集部

このエントリーをはてなブックマークに追加


面白い日常の映像などが日々たくさん投稿されているYouTube。その中には定期的に新作動画を公開し、多くの再生回数を集める人気投稿者もいるが、ゲームの世界をユニークに実写化する映像クリエイターのフレディ・ウォンさんもその一人だ。そんなウォンさんが7月9日に最新作「Medal of Honor Cat」(//youtu.be/PXRX47L_3yE)を公開。すると、わずか数日で再生回数は300万回に迫るなど、爆発的な人気の動画となっている。今回題材となったゲームは、自分が米軍兵士となって敵と戦うFPS(一人称視点シューティングゲーム)の「メダル・オブ・オナー」だ。

前週にはゲーム「塊魂」をモチーフにした面白動画(「Man vs. Katamari」//youtu.be/u_ztA-1h7bc)で話題を呼んだウォンさん。今回は戦争を題材にした「メダル・オブ・オナー」の世界観を再現した。その内容は主人公となる兵士役に猫を抜擢した意外性だけでなく、ストーリー性にも重点が置かれているのがポイントだ。

動画は、迷彩服を着たウォンさん演じる兵士が銃を持ち、対峙する敵と戦っているシーンからスタート。その傍らにはけがをして動けない味方の兵士がおり、孤軍奮闘しながらも敵はどんどん接近し、苦しい状況に追い込まれていく。しかし、懸命に戦いながら味方を気遣うウォン兵士がふと目を左に向けると、そこにはしっかり迷彩服を着こなした、可愛らしく「ニャー」と鳴く1匹の猫がいた。ここから“救世主”の大活躍が始まる。  

敵の銃弾を避けながら、一目散に機関銃を搭載した超小型ジープに乗り込んだ猫は、引き金を引くと次々に敵兵士を撃退。左前脚を銃に乗せて撃つ姿は、猫らしからぬ堂々たる姿だ。この間にウォン兵士はけがをした味方兵士を肩に担いでその場を退散し、猫は勇敢な行動と的確な腕で味方のピンチを救うヒーローとなる。しかしその直後、猫の身に……。そして、1分30秒あまりの短いストーリーは幕を閉じる。

ウォンさんはこの動画のメイキング映像も同日に公開。その中には猫の集中力を惹きつけるためにスタッフが苦労しているシーンなどが収められているほか、映像の臨場感を出すための加工手法を説明している、クリエイターとしてのウォンさんの姿もある。

この動画は13日午前6時現在で再生回数は292万回となり、コメントも2万3,000件を突破。コメント欄には「すごい」「神だ」などの称賛の声が並び、ウォンさんのファンも大いに愉しんでいるようだ。

元になっているゲームを知らずとも、映像の質の高さはもちろん、ユーモア溢れる世界観を満喫できる「Medal of Honor Cat」。興味がある人はぜひ一度、のぞいてみてはいかがだろうか。



TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.