灯油とガソリン飲み続けて42年間、総摂取量は1,500リットル以上に。

2011/07/13 03:03 Written by Narinari.com編集部

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中国の重慶市に、日常的に灯油とガソリンを飲む男性がいる。その男性は家族らの反対を押し切って42年間も灯油とガソリンを飲み続けているが、健康状態はいたって良好。医者からも驚かれているという。

中国紙重慶晩報などによると、71歳の陳徳さんが灯油を飲み始めたのは今から40年以上も前のこと。当時ひどい咳に悩まされていた陳さんは、医者にかかるもまったく好転の兆しが見えず途方に暮れていた。処方された薬はいろいろと試していたが、症状が改善することはまったくなかったという。

そんなある日、陳さんの知人が迷信のような民間療法を教えてくれた。それが「灯油は咳止めになる」というものだ。もちろん、陳さんも灯油は人が飲むものではないことは理解していたため当初は思い悩んだが、「自分の身体を治すためにはもうこれしかない」とチャレンジ。しかし口に含んでしばらくすると、胸のムカツキが酷く気分が悪くなり、ベッドに倒れ込んでしまった。

ところが、だ。その1時間後、陳さんに異変が起きる。身体から気持ち悪さが抜けるとともに、これまで悩まされてきた咳がピタリと止まったのだ。以来、陳さんは咳の症状が悪化すると、灯油を飲んで応急処置をするようになった。

こうして陳さんの“灯油生活”が始まったわけだが、10年ほど前から陳さんは灯油ではなく、ガソリンを摂取するようになったという。これは灯油が入手しにくくなったという、時代の流れが大きな理由だったのだが、驚くことに陳さんにとってガソリンは灯油よりもさらに効果があったようで、「口当たりも良いんだよ」と大喜び。今度は“ガソリン生活”が始まった。

陳さんがこれまでに摂取した灯油とガソリンは、42年間で1,500リットル以上になるとのこと。気になるのは陳さんの健康状態だが、その点について地元の医者は「肺気腫がある以外、特に問題ない」と診断している。

とは言え、ガソリンを飲み続けていること自体、明らかに普通ではない。病院からは本格的な身体検査を受けるよう指示も出ており、家族も陳さんの年齢が高齢であることを考慮して、身体検査を受けるよう助言している。ただ、その話をすると陳さんは癇癪を起こすそうで、喧嘩になることもしばしば。陳さんは「今後もガソリンは飲む」と、家族に宣言しているそうだ。

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