警察がベンツをホンダに偽装? 中国ネットで“パトカー改造疑惑”指摘。

2011/07/08 13:21 Written by Narinari.com編集部

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先日、中国の警察に“パトカー改造疑惑”が浮上し、多くの人々の関心を集めている。そのパトカーは「ベンツ車をわざわざホンダ車に改造」との疑いがかけられた、ちょっと変わった車なのだ。  

中国紙南方都市報によると、中国のネットユーザーから指摘を受けたのは広西チワン族自治区の東興市警察が所有するパトカー。同警察の1台のパトカーはホンダのCR-Vということになっているものの、メルセデス・ベンツのML350と似通っている部分が多々あり、“改造疑惑”が持ち上がっているのだ。

CR-VとML350はともにSUVタイプの車。このパトカーにはホンダ車を示す「H」ロゴや「CR-V」マークは付いているのだが、車体ラインやタイヤのハブ、ライトなどがML350のものと似通っており、また、正面「H」ロゴの下にはかつてそこにメルセデス・ベンツの「スリー・ポインテッド・スター」ロゴがあったような雰囲気さえ見てとれる。

中国のネットで挙がった指摘の数々が仮に正しい場合、なぜ警察がわざわざベンツ車をホンダ車に改造したのかは気になるところ。その点についてもさまざまな憶測が飛び交っており、「(盗難車などを)改造して自分たちの所有物にした」「(使用するにあたり)世間の批判を恐れて無理やり安い車に改造した」など、全体的に警察の隠ぺい行為を疑う見方が大半を占めている。

なお、地元メディアが警察側に直撃したところ、「ネットの写真に写っているパトカーは所有していないし、類似のパトカーを購入した覚えもない」と疑惑を否定したそう。しかし、メルセデス・ベンツのML350に関しては「かつて持ち主のいない同様の車を差し押さえたことがあり、そのときは業務で使用するために塗装しました。しかし、改造はしていません」と、なにやら歯切れの悪い証言をしたという。いずれにせよ、現時点では真相は明らかになっておらず、ネットの指摘が正しいかどうかが判明するには、しばらく時間がかかりそうだ。

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