上司の車を“実物大”レゴの車に、レゴランドの従業員がGM狙いいたずら。

2011/06/27 13:38 Written by Narinari.com編集部

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子どもから大人まで、世界中の人々に親しまれているレゴ。そんなレゴが大好きな人なら、ぜひ一度は訪れてみたいと思うであろう場所がある。それはレゴのテーマパーク「レゴランド」。デンマークやイギリス、ドイツ、米国にある「レゴランド」は、レゴを使ったさまざまなキャラクターや建物はもちろん、アトラクションやプールなどの設備も充実している、家族全員で楽しめるテーマパークだ。そんな「レゴランド」で先日、日ごろは来園者の笑顔をたくさん引きだしている従業員たちがその対象を上司に向け、レゴならではのいたずらを仕掛けた。

その様子を収めた動画「LEGOLAND California Staff Pranks General Manager」(//youtu.be/zNRBWOBTLCw)は、米カリフォルニア州カールスバッドにあるレゴランド・カリフォルニアが6月20日付でYouTubeに投稿している。米放送局NBCサンディエゴによると、この計画を立てたのはレゴランド内にあるモデルショップの責任者で、彼は多くの仲間を巻き込んで今回のいたずらの計画を練ったそう。そして、レゴランドを取り仕切るピーター・ロンチェッティGM(ゼネラルマネージャー)をターゲットに、大がかりな行動を起こした。

6月20日月曜日の朝、いたずらチームはGMがオフィスを離れたのを見計らって車のキーを拝借すると、駐車場に停めてあった彼の愛車のボルボを違う場所へ移動。そして、停めてあった場所に彼らが置いたのは、レゴブロックで作った“実物大のボルボ”だった。車体の色こそシルバーと青の違いはあるが、タイヤ以外はレゴブロックを1つずつ組み合わせて作り上げられ、その凹凸感がレゴらしさを醸し出している。とはいえ、20万個以上ものブロックが使用されると重さも2,934ポンド(約1,330キロ)となり、フォークリフトで運ばれてくる様は車そのものだ。

その後、何も気付かずに駐車場へ颯爽と現れたロンチェッティGM。歩きながら携帯電話をいじっているGMは、車のそばまでやって来て初めて愛車の変貌に気付いた。その瞬間、GMが見事なまでに分かりやすい「唖然」のポーズを見せるのはまさに傑作といったところ。最初はやはり自分の愛車がどうなったのか、どこへ行ってしまったのかを心配したようだが、「遠くに停まっているのを確認」して安心したGMは、それから笑顔になってレゴの車で遊び始めた。

笑顔でドアを開けようとするなど、すり替えられた車の出来に大いに興味を示すGMは、いろいろな角度から車を眺めては感嘆の声を漏らすシーンも。「本当にパーフェクトないたずらだったね」と“ドッキリ大・成・功”を宣言したGMは、「とても面白い、クリエイティブなチーム」と今回のいたずらを仕組んだ従業員たちを評し、頼もしい存在だと感じたようだ。ただ、「もうキーを置いたまま、どこかへ行ってはいけないね」とも付け加えている。

ちなみに、レゴランドの社内では、以前にも別のマネージャーのオフィスがエスキモーが利用する雪の家“イグルー”に変えられた実績があるそう。部下の面々から突如いたずらを仕掛けられるお偉いさんたちは戦々恐々としているかもしれないが、上司を楽しませようと行動を起こす従業員のサービス精神や行動力、余裕こそが、レゴランドに大きな明るさももたらしているのかもしれない。

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