U-17日本代表躍進に中国が危機感「20年間で両国のレベル差が大きく」。

2011/06/26 01:48 Written by ナリナリ編集部

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6月18日から7月10日までメキシコで開催されているサッカーU-17W杯。U-17日本代表はグループリーグで強豪フランス、そしてアルゼンチンと同組ということもあり、開催前はグループリーグ突破を危惧する声もそこかしこで囁かれていたが、ふたを開けてみれば2勝1分けの好成績で、グループリーグ1位突破という歴史的快挙を成し遂げた。中国でもU-17日本代表の活躍は伝えられており、中国メディアは両国の実力差がますます広がっている現状に危機感を募らせている。

中国のスポーツメディア騰訊体育は、日本がアルゼンチンに3-1で勝利し、グループリーグ1位で通過したことを伝えるとともに、日本サッカーの躍進と、自国サッカーの凋落を比較しながら伝えた。

同メディアはまず、U-17日本代表が強豪を退けての1位通過を絶賛。かつてのU-17日本代表は世界の強豪国よりも身体能力が劣り、なかなか好成績を残せずにいたが、「今回の代表は世界レベルの戦術意識が植え付けられている」とし、従来よりも遙かにレベルが高いと分析している。

また、日本人とジャマイカ人とのハーフであるFW鈴木武蔵選手については、「184センチの強靭な身体とスピードはアジアレベルを超えている」と紹介。豊富なタレントが揃うU-17日本代表の中でも特に鈴木選手に着目しているようだ。

一方、同メディアはU-17日本代表の活躍と同時に自国代表についても紹介している。中国代表はAFC U-16選手権(2010年)グループリーグ最下位で敗退し、今回のU-17W杯の出場権を逃している。また、先日行われたロンドン五輪予選においては、中国代表はオマーンに敗れて最終予選進出を逃した。こうした自国代表の不甲斐なさを同メディアは「この20年間で日本と中国のレベル差はますます大きくなった」とし、1998年ダイナスティ杯で中国代表が日本代表に2−0で勝利した試合を例に挙げ「あのような試合は遠く訪れないであろう」と諦めムードさえ漂わしている。

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