男子7人で“24時間パンケーキ”、ひたすら食べ続けてギネス記録に挑戦。

2011/06/08 17:21 Written by Narinari.com編集部

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近年は甘いお菓子を好んで食べる男性が増え、“スイーツ男子”なる言葉が生まれるほど。以前は女性がほとんどだったケーキバイキングに「甘いものは別腹」と意気込む男性の姿があるのも、もはや珍しい光景ではなくなった。そんな勢いの良い“スイーツ男子”は海を越えた米国にもいるようだ。カリフォルニア州に住む男子7人組は、デニーズでパンケーキ食べ放題のキャンペーンが行われると知り、「ギネス記録を作ろう」と24時間食べ続けるチャレンジを行ったそう。数々の苦難を乗り越えて挑戦に成功した彼らのエピソードは、参加メンバーの一人の父親が勤務する新聞社で記事にして紹介するなど、ちょっとした話題を呼んでいるようだ。

このチャレンジを行ったのは、カリフォルニア州ミッションビエホにあるトラブコヒルズ高校に通う17歳の男子7人組。その中の1人、ブランデン・グリフィンくんはある日、デニーズが期間限定で実施するパンケーキ食べ放題イベントのテレビCMを見た。これを見て「バカなティーンエイジャーになりたかった」(米地方紙オレンジカウンティ・レジスターより)と思った彼は、24時間食べ続けるアイデアをひらめき、すぐさま6人の友人が賛同。計7人で世界記録に挑戦することが決まった。

しかし、突然男7人で乗り込み、24時間も居座っていたら店も迷惑というもの。グリフィンくんはその前にしっかりと店のマネージャーに申し入れをした上で、5月29日午前9時1分から挑戦をスタートさせた。2枚のパンケーキにバターとシロップが乗ったオーソドックスな一皿。これを育ち盛りの彼らはただがむしゃらに平らげていった。その勢いは「夜中にマネージャーが生地の材料を買いに出なければならなかった」ほど。ただ実際勢いが良かったのは「最初の数時間」(米紙ニューヨーク・デイリーニュースより)だけで、いくら若くても大量のパンケーキを食べ続けるのは、7人で頑張っても相当キツかったらしい。

ケーキバイキングに行った経験がある人なら分かるだろうが、甘い物を食べ続けていると、どうしても欲しくなるのがしょっぱい「口休め」だ。彼らの場合はときどきベーコンを注文したというが、ケーキと違ってパンケーキにはバリエーションがないのも大きなハードルだった。そのため、気分転換にタバスコや水を付けてみるのは序の口。時間が過ぎていくと、「タバスコをお互いの口の中に入れる」「ダンスパーティーを始める」などの常軌を逸した行動を始め、挙句の果てには「店に用意したXbox」で遊び、気を紛らわせたという。

これでは店もさぞ迷惑かと思いきや、挑戦前にグリフィンくんが申し入れをしていたこともあり、マネージャーも「一緒に楽しんでいた」というからかなり大らか。グリフィンくんがトイレで寝ようが、ほかの男子が草むらで吐こうが、温かく見守ってくれた店の協力もあって、翌日5月30日の午前9時1分に彼らの挑戦は終了した。

7人で食べたパンケーキの枚数は計301枚で、1人当たり43枚を食べた計算になる。グリフィンくんはこの挑戦の模様をビデオで撮影し、「6フィート(約1.8メートル)のレシート」(オレンジカウンティ・レジスター紙より)を添えて、ギネス・ワールド・レコーズへ記録の申請を行ったそう。ちなみに、彼らが払った食べ放題の料金は「1人4ドル(約320円)」だったらしい。

今回参加した一人の父親で、オレンジカウンティ・レジスター紙のグレッグ・ハーデスティ記者は「彼らは本当にいい子たちなんだ」(ニューヨーク・デイリーニュース紙より)と話し、この挑戦にどこか誇らしげ。申請を受けたギネス・ワールド・レコーズは、確認のために彼らのもとを訪れ、デニーズで彼らと顔を合わせるという。なお、グリフィンくんは「今回の記録を破る」と、早くも来年への挑戦に意欲を燃やしているようだ。

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