カンヌ最高賞にブラピ出演の「The Tree of Life」、日本勢は受賞逃す。

2011/05/23 07:07 Written by Narinari.com編集部

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フランス・カンヌで開催されていた第64回カンヌ国際映画祭の授賞式が22日に行われ、最高賞のパルムドールに米国のテレンス・マリック監督の「ツリー・オブ・ライフ」が選ばれた。日本からコンペティション部門に出品していた河瀬直美監督の「朱花(はねづ)の月」と、三池崇史監督の「一命」は、いずれも受賞を逃している。  

「ツリー・オブ・ライフ」はブラッド・ピットやショーン・ペンらが出演。1950年代の米テキサス州の小さな町を舞台に、少年の家族を軸にしながら、“生命”や“人生”などを壮大に描いた作品だ。テレンス・マリック監督は寡作の人として知られ、1973年の初監督作品「地獄の逃避行」から「ツリー・オブ・ライフ」まで5作しかメガホンを執っていないが、1978年の「天国の日々」はカンヌ国際映画祭監督賞、1998年の「シン・レッド・ライン」はベルリン国際映画祭金熊賞(最高賞)などを受賞している。

その他の受賞作品は、グランプリがジャン・ピエール&リュック・ダルデンヌ監督の「少年と自転車」(ベルギー・フランス・イタリア)とヌリ・ビルゲ・ジェイラン監督の「昔々アナトリアで」(トルコ・ ボスニア・ヘルツェゴビナ)の2人に。

監督賞がニコラス・ウィンディング・レフン(「ドライブ」/米国)、審査員賞がマイウェン監督の「ポリス」(フランス)、男優賞がジャン・デュジャルダン(「アーティスト」/フランス)、女優賞がキルスティン・ダンスト(「メランコリア」/デンマーク・スウェーデン・フランス・ドイツ)。脚本賞がヨセフ・シダー(「脚注」/イスラエル)など。

なお、短編コンペティション部門に出品されていた田崎恵美監督の「ふたつのウーテル」も、受賞を逃している。

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