震災報道に煽られ買ったもの1位は「カップ麺」、子育てポータルの調査で。

2011/05/20 14:49 Written by Narinari.com編集部

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子育て・育児支援のポータルサイト「こそだて」を運営するブライト・ウェイは5月20日、「災害への備え」に関するアンケートの結果を発表した。

このアンケートは418人を対象に行われ、その内訳は男性34人、女性384人。中心年齢は30代前半となっている。まず、「日頃から何か自然災害を意識していますか?」を複数回答で答えてもらったところ、トップは「地震のことが気がかり」(81.5%)に。同サイトでは毎年4月に同様の調査を実施しており、昨年も「地震」はダントツの1位だったが、その割合は75.3%→81.5%にアップしている。以下、「台風」(18.7%)、「特に何も意識していない」(15.6%)、「水害」(10.8%)、「津波」(10.1%)と続いた。

次に「自然災害に対して何か準備していますか?」と複数回答でたずねたところ、1位は「非常食・飲み物の常備」(50.4%)に。これに「非常持ち出し袋の用意」(48.0%)が僅差で続き、以下、「避難場所の確認」(42.7%)、「特に何もしていない」(21.9%)、「家を補強・家具の固定」(21.9%)、「サバイバルツールの用意」(5.5%)、「災害のない所への引っ越し」(1.0%)となった。

東日本大震災の発生後、直接の被災地ではない地域での“買い占め行動”によって、さまざまな物資が品不足となる状況が発生したが、この点について、実際に「震災後、テレビの報道に煽られて、いま必要でない物を買いましたか?」と質問。

あてはまるものすべてを答えてもらったところ、最も多かったのは「カップ麺」で、29.9%の人が「買った」と回答した。2位以下は「水」(25.2%)、「電池」(20.1%)、「お菓子」(17.7%)、「懐中電灯」(11.0%)、「米」(10.6%)、「ガソリン」(10.2%)、「パン」(8.3%)、「牛乳」(2.8%)、「野菜」(1.6%)、「納豆」(1.2%)、「お肉」(0.8%)、「魚」(0.8%)の順となっている。

こうした“買い占め行動”は、必要なところに必要な物資が届かなくなるだけでなく、無用なパニックを引き起こすと批判を浴びたが、そうした“買い占め行動”を今回のアンケート回答者たちはどのように見つめていたのだろうか。寄せられた声を見ていくと、過半数(51.0%)の人が「(自分は買いに行っていないが)気持ちはわかる」と回答。これに「みっともない、もっと冷静になれないかと思う」(26.2%)、「自分も慌てて買いに行ったので反省している」(11.5%)、「そのような行動は当たり前だと思う(自分も買った)」(4.8%)が続く結果となった。

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