ヴィドールが解散ライブで完全燃焼、9年間の活動に終止符打ちファン涙。

2011/05/08 12:32 Written by Narinari.com編集部

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人気ヴィジュアル系ロックバンドのヴィドールが、5月7日、新木場STUDIO COASTで解散ライブ「VIDOLL THE LAST LIVE “解体”」を開催し、9年間の活動に終止符を打った。

2002年の結成以来、約9年間に渡って活動を続けて来たヴィドールの解散ライブを見ようと、会場に駆けつけたファンは2,400人。「Cryptic Tokyo」からスタートしたこの日のライブは、メンバーのシルエットが分かると、会場のファンからは悲鳴にも似た絶叫が響き、2009年にリリースしたメジャーデビューシングル「Puzzle ring」、インディーズ時代の代表曲「Blue star」など、彼らの代表曲を次々に披露した。

本編最後「Tree」の演奏が終わるとさっそくアンコールが起き、その声に応えて登場したのはボーカルの樹威とドラムのテロ。テロがピアノを演奏し、「君ヲ乗せて〜十年後の今日此処で…」をしっかり聴かせた。そして再び大きなアンコールの声が続く、ダブルアンコールにメンバー全員が登場。「・・・サンガコロンダ」「カラクリロマンス」「ワイセツ人形」の3曲を披露すると、「まだ終わらないで!」というファンの絶叫とともに、トリプルアンコールの声が会場中に響き渡る。

アンコールに応えて登場したメンバーを代表して樹威は、「9年間ずっと応援してくれて、最後まで笑顔を見せてくれて、ありがとうございました」とファンへの感謝の気持ちを言葉にし、彼らの人気曲「我輩ハ殺女成り」「人魚」を熱唱した。

ここでなんと、4回目のアンコールの拍手が沸き起こる。しばらくしてからその声に応えて登場したメンバーは、会場に集まったファンに「9年間ありがとうございました!」と声を合わせ、ボーカルの樹威がマイクを置き、完全燃焼の解散ライブは幕を閉じた。そして、この瞬間に9年間のヴィドールの歴史に終止符が打たれ、会場では涙を流すファンも多々。メンバーへ惜しみない拍手が送り続けられていた。

なお、ボーカルの樹威はソロとして活動を続ける事を発表しており、すでにソロアルバム「XI」(エルフ)をリリースしている。

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