加藤貴子が田中実さんの死を悼む、「温泉へ行こう」シリーズで共演。

2011/04/27 05:10 Written by Narinari.com編集部

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亡くなった田中実さんと人気昼ドラマ「温泉へ行こう」シリーズ(TBS系)で共演した女優の加藤貴子が、公式ブログの4月26日付けエントリーで追悼のコメントを発表した。

エントリー「残念です」の内容は次の通り(※一部抜粋)。

※※※ ※※※ ※※※

突然の訃報を、まだ信じられません。
1年の3分の1を温泉へ行こう!のメンバーで過ごしていた日々が昨日のことのように鮮明に思い浮かびます。
いつも朗らかで、どんなに厳しい現場でも笑顔を絶やさず、共演者やスタッフの方に心配りをしていた実さん。
役作りにストイックに取り組んでいた実さん。
新人のわたしの意見にも真剣に耳を傾け、相談にのってくれた実さん。
電車の中でも台詞合わせに付き合ってくれた実さん。
語りつくせないほどの実さんの優しさに支えられながら、わたしは“薫”を演じることが出来ました。
ここでは、実さんと言えば“武藤さん”の印象が強い方が多いと思います。
実さんは“武藤さん”よりもさらにステキな方でしたよ。
わたしは実さんの笑顔を忘れません。
皆さんにも実さんの屈託ない笑顔を忘れないでほしいです。

今はただ「ありがとう」
そして「おつかれさまでした」です。

※※※ ※※※ ※※※

「温泉へ行こう」は温泉旅館を舞台にした昼ドラマ。1999年から2005年まで、全5シリーズが放送された。田中さんは、女将として奮闘する主人公・椎名薫(加藤貴子)を支える武藤健司役を演じ、作中で2人は紆余曲折を経ながら夫婦となり、旅館を切り盛りする姿が描かれている。


☆共演の矢部美穂「悔しい気持ちでいっぱい」

「温泉へ行こう」シリーズ全作に吹越美晴役で出演した女優の矢部美穂も4月26日に公式ブログを更新。田中さんの訃報は仕事の合間に「温泉へ行こう」の仲間からの連絡で知ったそうで、「今は悲しいというよりも信じられない気持ちでいっぱいです」「どうして?なんで?嘘であってほしいという気持ちばかりで…言葉が出てきません」と辛い胸の内を明かしている。

矢部にとって「温泉へ行こう」は、作品自体が大切なのはもちろん、そこで出会った人たちも“大切な仲間”との思いが強く、それだけに「実さんが亡くなってしまったなんて信じたくもないですし、悔しい気持ちでいっぱいです」。

また、「温泉5が終わってからは、実さんと会う機会はなかったけど、会えば色々話せたはずだから…こんなことになるんだったら…電話でも何でもいいから…話してほしかった」「ひとりで悩まないで温泉の仲間たちに連絡してほしかった。サインでもいいから伝えて届けてほしかった」と、相談相手になれなかったことを悔やみ、エントリーの最後は「でも、もう、天国では悩まないでくださいね。心よりご冥福をお祈り致します」との言葉で締めくくっている。

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