スピルバーグの29年の想い実現、「タンタンの冒険」の公開日が決定。

2011/04/21 10:00 Written by Narinari.com編集部

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世界80か国語で翻訳され、2億部以上を売り上げているベルギー生まれの人気コミック「タンタンの冒険」シリーズ。そんな世界的なヒット作をスティーヴン・スピルバーグ監督が映画化したフルデジタル3D作品「タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密」(原題:THE ADVENTURES OF TINTIN)の日本公開日が、12月1日に決定した。

「タンタンの冒険」は、世界中を飛び回り、スリルと興奮に満ちた冒険を最高に面白い記事にまとめ上げる少年記者タンタンと、相棒の勇敢な白いフォックステリアのスノーウィが主人公の物語。1929年から始まった連載はベルギーがナチスドイツに占領された1940年に中断されたが、自国はもちろん、戦争に苦しむ世界中の人々を元気づけたいと願った原作者エルジェが制作を再開し、タンタンの物語を通して好奇心と冒険心こそが、困難な状況から抜け出す力になることを示した。

スピルバーグ監督は映画化にあたり、原作のイメージを壊すことを恐れたという。そこでタンタンの熱烈なファンだった「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズ監督のピーター・ジャクソンに声をかけたところ意気投合。2人はフルデジタル3Dのテスト版を製作し、これを観たスピルバーグ監督は「彼とならタンタンの世界観を完全に再現できる」と確信、映画化という夢への第一歩を踏み出した。

製作を開始したジャクソンは、「スティーヴンが映画作りするところを横で見ているのは最高だったよ!これでやっと我々は、彼を21世紀に連れて来られたわけだからね!」と興奮気味にコメント。一方のスピルバーグ監督は「私が29年間、ずっと願い続けてきた『タンタンの冒険』の映画化が、ついに実現しました。この物語の世界観と、タンタンのイメージを壊さないために、初めてフルデジタル3D映画に挑戦しています。日本の皆さんに素晴らしい体験をお届けするまで、楽しみに待っていてください」とメッセージを贈っている。


☆「タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密」ストーリー

ある日タンタンは、ガラスケースに入った帆船の模型を一目で気に入り購入した。するとなぜか、立て続けに二人の男がタンタンからそれを高値で買い上げようとする。船の名前は“ユニコーン号”。謎を察知したタンタンが調べると、17世紀に海賊の襲撃を受けて、洋上で忽然と消えた船だった。やがてタンタンは、マストに隠されていた羊皮紙の巻物を発見。そこに記された暗号が、ユニコーン号の財宝のありかを示していたのだ。船の模型は3つ、巻物が3つそろって、初めて暗号が完成する。財宝を狙う者たちの驚くべき正体とは? 迫り来る危険と闘いながら、今、タンタンの冒険が始まる――。


☆スタッフ、キャスト

製作:スティーヴン・スピルバーグ、ピーター・ジャクソン
監督:スティーヴン・スピルバーグ
キャスト:
ジェイミー・ベル(「リトル・ダンサー」「ジャンパー」)
アンディ・サーキス(「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズ)
ダニエル・クレイグ(「007」シリーズ)
サイモン・ペッグ(「M:i:III」「ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!」)
ニック・フロスト(「ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!」)

12月1日(木)より、TOHOシネマズ スカラ座ほか全国ロードショー

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