「若くない」と感じるのは何歳? 英調査で女性の29歳に対し男性は58歳。

2011/04/01 14:02 Written by Narinari.com編集部

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若いうちは“成長”だったはずの肉体や精神面の変化も、年を重ねるといつ間にか“老化”に変わる。「肌のハリが無くなった」「白髪が増えた」「加齢臭が…」など、自分でそうした変化に気が付くと、逆らえない現実とは理解しつつもガッカリしてしまう人は多いかもしれない。では、実際に自分がもう若くないと実感するようになるのは、だいたい何歳くらいからが多いのだろうか。英国の葬儀会社がアンケート調査を行ったところ、女性は平均29歳なのに対し、男性は58歳と、大きな開きがあったという。

米紙ニューヨーク・デイリーニュースによると、この調査を行ったのは英国の葬儀会社「Avalon Funeral Plans」。同社はサイト上で1,000人を対象に、若くないと実感した年齢やその理由となった具体的な事例をたずねるアンケート調査を実施した。スポークスマンのアリス・ニューシャムさんは、今回の調査の狙いについて「個々の年齢に対する認識、特に男女間での違いを知りたかった」と説明。その結果は、顕著な数字として現れている。

調査ではまず、単刀直入に「若さがなくなった時期」を質問。そこから平均年齢を弾き出したところ、大多数の女性が挙げたのが29歳だった。一方で男性の平均は58歳となったが、この点について心理学者で英ランカスター大学のケアリー・クーパー教授は「社会においては女性の魅力は非常に重要だが、男性がきれいな見た目である必要がない」(英紙デイリー・エクスプレスより)ため、そもそも男女が考える若さの基準が全く異なることが、この平均年齢の差に現れているとの見解を示している。

例えば、調査の中で「老化を感じた具体的な原因」をたずねたところ、半数以上の女性が「下がった胸」と回答。さらに25%あまりが「白髪の発見」を挙げたほか、「皮膚のたるみ」が約10%、「母親のような行動」と答えた人も3%いたという。

対して男性はというと、「もうベッドルームでの行為ができなくなった」と答えた人が3分の2に上ったそう。ほかに「バーで音楽がうるさいと感じるようになった」は22%など、外見とは異なるところを重視する傾向があるようだ。

また、クーバー教授は、男性は「ほとんどがキャリア志向で、定年まで年齢を感じない」と、仕事に対する意欲が若さのバロメーターを左右していると考えている。調査を終えて、葬儀会社のマイク・クーパーさんは「結果が示しているのは、年齢は本当に気の持ちようだということ」(デイリー・エクスプレス紙より)とコメント。実際の年齢に関わらず、常に自分の中で何かしらの若さを持ち続けることが重要なのかもしれない。

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