「ボクマン」が3話で連載終了、佐藤秀峰と一色登希彦の合作マンガ。

2011/03/31 01:40 Written by Narinari.com編集部

このエントリーをはてなブックマークに追加


3月1日発売の「漫画アクション」(双葉社)から連載がスタートした、佐藤秀峰と一色登希彦の合作マンガ「ボクマン」が、第3話で連載終了となることがわかった。作者の佐藤が公式サイトで報告している。

佐藤は28日、公式サイトの日記で「残念ながら、僕は原作を降りることになりました」と「ボクマン」からの降板を報告し、その理由を「作品の制作についての契約書のやり取りを行ってきましたが、最終的に双方が合意できる着地点が見つかりませんでした」と説明。第3話以降の原作の著作権や印税の分配など、「あらゆる権利を放棄し、これまで描いた分の原稿料はもらいません」とし、「作品は、今後も一色さんがお一人で描かれ、発表されていくことになるであろうと思います」としていた。

その後、30日に再び「ボクマン」に関する日記を更新。「アクション編集部より連載終了決定のご連絡をいただきました」と連載自体が終了となる旨を伝え、改めて降板の経緯を説明した上で「愛すべきキャラクター達と、不本意にお別れすることは、胸が張り裂けるように辛いです」と苦しい胸の内を明かしている。

また、一色に対しては「尊敬の念は、今も強く持っております」としているが、「『ボクマン』において、原作者と作画家という関係を構築、修復することは不可能です」とも。読者に対しては繰り返しお詫びの言葉をつづり、今後は「皆様にご迷惑をおかけすることがないよう、現在、週刊漫画Timesにて連載中の『特攻の島』を除きまして、紙の雑誌上での作家活動を自粛させていただきます」としている。

佐藤は「海猿」や「ブラックジャックによろしく」などで知られる人気マンガ家。近年は著作を配信するなど、ネットでの活動を活発化させている。「ボクマン」は駆け出しのマンガ家をテーマにした作品で、公式サイトでは制作過程を紹介する「『ボクマン』制作ノート」や第1話の配信も行っていた(※28日付けの日記で「月末で一旦、非公開とさせていただき、その後は一色さんに対応をお任せしています」としている)。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.