東京都西部公園緑地事務所は、これからお花見シーズンを迎えるにあたり、東京・吉祥寺の井の頭恩賜公園での宴会を自粛するよう要請している。
公式サイトに掲載された「園内における宴会の自粛のお願い」は、表題の通り園内での宴会実施を「ご遠慮いただくよう」お願いする内容。理由については「東北地方太平洋沖地震の発生に伴い」とし、「節電の実施等により一部の施設のご利用を中止させていただく場合があります」「交通事情が不安定となっているため、お帰りはお早めにご準備いただきますようあわせてお願いいたします」とも記している。
この「お願い」は3月25日頃から、井の頭恩賜公園に掲示されたポスターの写真がツイッターで話題を呼び、さまざまな声が飛び交っていた。
井の頭恩賜公園は約600本(585本/東京都公園協会HPより)の桜が咲き誇る都内有数のお花見スポット。シーズン中は毎年40万人以上の人出で賑わう。かつては静かにお花見ができる場だったが、吉祥寺が若者に人気の街としてスポットライトを浴びるようになってからは人出が急増している。