大好きなのに“愛”アレルギー、恋人への感情がたかぶると目が腫れる。

2011/02/23 15:29 Written by Narinari.com編集部

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自分の愛する人と過ごす時間は、嬉しさや楽しさといった“プラスの感情”で満たされるもの。それは精神的に好ましい反応と言えるが、誰もが心身ともに良い状態になるとは言えないこともあるようだ。英国のある女性は、恋人と会う予定を立てて“愛”の感情がたかぶると、決まってまぶたに湿疹が出たり、目が腫れたりといったアレルギー症状に悩まされていた。そんな心身のギャップに苦しみながらも恋人と2年間の交際を続け、昨年12月に結婚。すると、これまで出ていたアレルギー症状が現れなくなり、いまは穏やかに幸せな時間を過ごしているそうだ。

英紙デイリー・メールによると、この女性は32歳のシャーロット・デービスさん。彼女は3年前、エセックス州コルチェスターのバーに入った際、ディーン・ストロームさんという男性に一目惚れをした。「会った瞬間に、ディーンが特別な人だと分かった」と語った彼女の直感は間違いなかったようで、運命の出会いを果たした2人は交際に発展。結果的に夫となる男性から大いなる愛情を感じ、自分の心の中も彼を愛する気持ちで溢れていた。しかし交際開始直後から彼女に現れたのが目の異変だ。

彼と会う約束をした日が近づいてくると、まぶたには湿疹が現れ、目は「ゴルフボールサイズ」に腫れあがったそう。その反応は当然彼と会ったときも現れ、彼女は「(彼氏には)最高の姿を見せたいのに、ひどい有様だった」と振り返っている。

彼に対する気持ちがたかぶっていくと現れる異変。なぜそうなるのか「分からなかった」という彼女は、医師の診断を仰ぐことにした。その結果、医師は“愛”が原因によるアレルギー症状と診断。この医師は、ストレスやトラウマといった“マイナスの精神的感情”でアレルギー症状が現れるのが一般的と説明した上で、「“愛”アレルギーになった人は聞いたことがない」と、驚いていたという。

珍しいアレルギー症状だと分かったデービスさんは、これは2人の愛を確かめる試練だと感じたそう。「文字通り“赤いトマト”のような目になった後も彼が愛してくれたら、彼の愛は本物でしょ」と、前向きに自分の身体と向き合うことにした。

その後も2人の交際は順調に続き、出会って2年が経過して、彼はついにデービスさんにプロポーズ。しかし、彼女の目に現れるアレルギー症状は改善しないままで、プロポーズされた際も「あまりにも幸せだった」せいで、デービスさんの目は腫れあがっていたという。その間、さまざまな薬を試しながらも一向に効果はなかったが、ちょうどこの頃に目の周囲に塗るための保湿ジェルを偶然見つけて使用したところ、「奇跡的な」効果を見せたそうだ。以降、このジェルのおかげで、彼女に見られたアレルギー症状は抑えられるようになった。

ようやく一番美しい姿を彼に見せられるようになったデービスさんは、昨年12月に彼と結婚。永遠の愛を誓った安心感も得て「結婚してからは、よりリラックスできている」ことが、ジェルと共にアレルギー症状の改善に大いに働いていると彼女は考えている。王立病院の皮膚科医ですら「出くわしたことがない」と話すほど珍しい“愛”アレルギー。苦しんだ原因である一方で、克服にも大きな役割を果たすなど愛に振り回された格好だが、いまはとても幸せそうだ。

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