バレンタイン直前破局も前向きに、街でボードをぶら下げ“恋人募集”。

2011/02/16 17:24 Written by Narinari.com編集部

このエントリーをはてなブックマークに追加


英国のある女性は先日、楽しみにしていたバレンタインデーの直前に悲しい事態に直面した。当日を一緒に過ごすと思っていた彼氏から、突然の別れを切り出されてしまったのだ。このままでは1人ぼっちのバレンタインを過ごすハメに……。しかし、前向きな彼女に落ち込んでいる時間はなかった。どうしても男性と愛のあるバレンタインを過ごしたいと、彼女はわずかな可能性に賭けて街中である行動を起こしたという。

英紙バーミンガム・メールやデイリー・メールによると、現在バーミンガム大学に通う20歳の学生ジェニー・ブラウンさんは、半年間交際を続けていたスティーブさんとバレンタインも一緒に過ごすものだと思っていた。ところがその前日の13日朝、彼から「一緒にバレンタインを過ごせない」(バーミンガム・メール紙より)と切り出され、突然の別れを迎えたという。楽しみにしていた特別な日の直前になってまさかの事態に直面した彼女。「誰もこの日に1人でいたくない」と大きなショックを受けてしまう。

ブラウンさんは1人でいても「憂鬱になる」と、すぐに友だちに事の顛末を話すと、軽い冗談のつもりで1つのアイデアを提案される。これを「いい考えね」と感じた彼女は、早速その日の午後にアイデアを実行に移した。それは、体の前後に相手を求めるメッセージをぶら下げて、街中で自分をPRするという、サンドイッチマンスタイルのアピール。1人で1日を過ごしたくなかった彼女は、「家でだらだらするくらいなら、外に出かけてデートの機会を探す」と街中へ繰り出したのだ。ただ、これを知った友だちは、本当に行動に出た彼女を「おかしくなったのかと思った」とも。

彼女の肩あたりから膝まですっぽり隠れる縦約1メートルほどの大きさのボード前面には「私のバレンタイン(恋人)になって」とストレートなメッセージ。そして背面には「私を憐れむいい男が見つかるように」(デイリー・メール紙より)との願いを込めて、「ついさっき振られました」と素直な告白を書いた。彼女はこのボードを体に下げながら、車の交通量が多い大通りなど、街中を2時間ほど彷徨ったという。

残念ながらその場で名乗りを上げる男性は現れなかったようだが、今回の行動には大いに満足している様子。もともと自分を“外交的”と分析している彼女だが、男性とのデートを求めて自ら行動を起こしたのはこれが初めてのことだった。それでも、通りで車に向かってアピールしている時には「多くの人がクラクションを鳴らしてくれたり、ライトを付けたりしてくれた」そうで、それなりに反応が得られたことは自信に繋がったようだ。

ちなみに、そんな“外交的”な彼女は、相手が見つからないほかの女性たちに対してアドバイスを送っている。「競争は激しいんだから、デートしたければこれくらいしなくちゃ」。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.