当せんの夢を見て6億円ゲット、“購入封印”を解き再開から1か月で。

2011/02/13 13:11 Written by Narinari.com編集部

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実際に宝くじで高額当せんした人の体験談を見聞きすると、中にはげん担ぎをしていたり、お告げのようなお知らせがあったりと、何かしら見えない力が働いているようにも思える話がある。先日、英国のロトくじで約480万ポンド(約6億4,000万円)を当てた夫婦もそのパターンで、昨年のクリスマス頃に、妻がくじを当てる夢を見たことが今回の宝くじ購入のきっかけだった。実はこの夫婦、過去に850万ポンド(約11億円)をゲットするチャンスを逃していたそうで、このたびの当せんは喜びもひとしおのようだ。

この夫婦は欧州で発売されているロトくじ「ユーロミリオンズ」の2月4日の抽選で当せんしたスーザン・ミューレンさんと夫のリーさん。英紙サンやデイリー・エクスプレス、ユーロミリオンズ公式サイトなどによると、スーザンさんは選んだ6つの番号をすべて的中させ、当せん者の1人となった。今回は5人の当せん者の間で賞金約2,500万ポンド(約33億円)が均等に分けられ、スーザンさんは約480万ポンドを手にしたそうだ。

リーさんと共に大喜びの妻スーザンさんだが、当せん者の中で彼女がスポットライトを浴びたのは、2つの理由があったから。1つは、くじが当たる予感を昨年のクリスマス頃に見た夢で感じていたこと。彼女の話では、このとき、自分がロトくじで460万ポンド(約6億1,000万円)を当てる夢を見ていたという。具体的な金額まで覚えている夢を見た彼女は、年明けからユーロミリオンズの購入を開始。すると、本当に夢とほぼ同じ金額の大金をゲットしてしまったというわけだ。

さらに注目されたもう1つの理由は、2人の過去の体験談。実は以前、この夫婦はロトくじの購入を頻繁に行っており、決まって「家族の誕生日などから選んだ」同じ数字を選んで買っていた。ところが当時の2人は経済的にどん底。1998年にリーさんが神経症と関節炎を理由に英国海軍の機械技師を辞めていた上、スーザンさんも自動車事故で背中に問題を抱え、働きに出られない状況だった。

それでも宝くじだけは買い続けていた2人に、購入を止めようと思わせたきっかけが訪れたのは2005年のこと。現在6歳の女児が生まれて間もなかったこの頃、おしめを買うのにも困るほどお金は底をついていた。さすがに娘が優先と、残ったお金でおしめを買ってロトくじ購入を見送ると、このときに限っていつも選んでいた数字が全ての当選番号に的中。買っていれば850万ポンドを得られていただけに、大きなショックを受けた2人は、それ以来ロトくじの購入を封印してきたそうだ。

それだけに、昨年末の夢で再び宝くじの購入を持ちかけてきた妻にリーさんは当初否定的だったらしい。しかし、結果的には妻の行動を止めずに1月から購入を再開。これが、大金の獲得へと結びついた。

今回の当せん金は新居の購入代金や医療費などに充てるほか、家族そろって初めての海外旅行となるディズニーランド行きを計画しているという夫妻。ただ、今までの生活を通してお金の大切さを充分理解しているスーザンさんは、大金を得た今後も物を買うときは「格安品を捜し続ける」と話しているそうだ。

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