鬼才・黒田勇樹が公式HPを開設、高いテンションと独特なセンスが魅力。

2011/02/08 17:34 Written by Narinari.com編集部

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昨年、芸能界を引退状態であることがわかり、同時にニコニコ動画で公開されていた自作アニメ「ウルフくんとうさぎさん」(//www.nicovideo.jp/watch/sm10300442)が脚光を浴びた元俳優の黒田勇樹。1990年代には「人間・失格〜たとえばぼくが死んだら」(TBS系)や「ひとつ屋根の下2」(フジテレビ系)など、数々の人気ドラマに出演していた経歴を持つ彼の引退と、俳優時代には目にする機会のなかった超個性的なキャラクターに驚いた人は多いが、そんな彼が先日、独特すぎるセンスが魅力の公式サイト「黒田運送(株)」を(//yuukikuroda.com/)オープンした。  

黒田は公式サイト開設の経緯を、公式ブログ「黒田運送(株)アイダホ支店」で「フリーターであるにもかかわらず、おこがましくも『連絡先とか作っておいたほうがいいかな?』といった思いから着手」したと明かしている。ホームページを作る知識はゼロの状態からスタートし、「なんとかフリーのテンプレートをいじくり倒して公開できる形にまでこぎつけた」と格闘しながら自らの手で完成させたそうだ。

そして、公式サイトに込めた想いを「自分の今おかれている微妙な立場を最大限に利用して『あんなに華やかな世界にいた人も普通の兄ちゃんだったんだ。』ということと『普通の兄ちゃんだってこんなにすごいことが出来る!』ということを少しでも誰かに伝えていければと思っています」と説明。「時々“すごいこと”が出来たらいいなぁ」と野望もチラリと覗かせている。

アクセスすると、いきなり「♪く、く、く、く、くろだ ゆ、ゆ、ゆ、ゆ、ゆうき」との歌い出しが強烈な「黒田運送社歌『空から降る一億の俺」(//www.youtube.com/watch?v=1Hi35zn45zg)がどのページでも延々と流れる公式サイトは、過去の出演作や好きな作品、作った作品などを紹介するコンテンツや「アンサイ黒ペディア」(※「俺なりの解釈で辞書を作っていこうという試み 単語や名詞を一言、二言でいい加減に説明」とのこと)などが並ぶ。また、黒田運送社歌が流れるブログパーツ(β版)の配布も行っているようだ。

サイトの背景には自作のキャラクターがズラリと並び、トップページに掲載されたハイテンションな挨拶動画や、「それ必要なのか」との突っ込みも聞こえてきそうな各ページの解説動画も含め、全体的にとにかく楽しい雰囲気の公式サイト。昨年話題を呼んだアニメ「ウルフくんとうさぎさん」は監督、企画、原作、脚本、美術、作画、編集、キャラクターの声(4役)などを自ら務め、さらにはエンディングテーマ「ウルフくんドントクライ」の作詞、作曲、編曲、歌もこなすなど、多彩な才能を発揮していた彼だけに、今後、公式サイトもどのような展開を見せてくれるのか楽しみだ。


☆「ウルフくんとうさぎさん」プレイバック

もともと動画共有サイトのzoomeに投稿された「ウルフくんとうさぎさん」は、ニコニコ動画に転載されたことをきっかけに、一部で話題を呼んだ作品(//www.nicovideo.jp/watch/sm10300442)。ストーリーは仲良しのウルフ君とうさぎさんが月夜に浜辺で語らっていたところ、流れ星が地上に落下。2人で星を拾い村に戻ると……そこから超展開を迎えるという、結末が全く予想できない内容だ。

その反響を受け、昨年7月に約5分の自主制作ラジオ番組「俺ラジオ」(//www.nicovideo.jp/watch/sm11486045)を公開。冒頭、いきなり「YUKI(ワイユーケーアイ)のミッドナイト おっぱい大好き どうも、『ウルフくんとうさぎさん』の監督、ORE(オーアールイー)、俺こと、YUKIです」から始まる“黒田勇樹ワールド”に圧倒される人が続出した。



☆黒田勇樹とは

黒田勇樹は1982年生まれの28歳。芸能活動は1歳から始め、1988年のNHK大河ドラマ「武田信玄」で俳優デビューを飾った。その後は舞台やドラマ、CMなどで活躍。映画「学校III」(1998年/山田洋次監督)では数々の賞を受賞したほか、「さくや妖怪伝」(2000年)や「劇場版 仮面ライダー剣 MISSING ACE」(2004年)などにも出演した。 現在は“フリーター”で、サントリーの「金麦」を飲みながらTwitterなどを通してファンと交流している。

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