新品端末にエロアプリで怒る、プレゼントされた娘は「変態パッド」と命名。

2011/01/11 14:47 Written by Narinari.com編集部

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アップルがiPadを発売して以来、急速に普及しているタブレット端末。ほかのメーカーもさまざまな端末を相次ぎ市場に投入し、華やかなスポットライトを浴びているが、米国のある家族は新しく買ったタブレット端末のせいで怒り心頭だという。父親からクリスマスプレゼントとしてもらった新品の端末を喜んで操作していた12歳と15歳の娘たち。すると、なぜか新しく買ったはずの1台の端末画面に、アダルト関連のアイコンが2つ表示されていたそうだ。あり得ない言葉と画像を目にした娘たちは端末を「変態パッド」と呼ぶ始末で、プレゼントした父親はメーカーに激怒している。

米放送局ABC系列WSIL-TVによると、問題の端末に出くわしてしまったのは、イリノイ州マリオンに住むジェイ・ハーディンさん一家。ハーディンさんは娘たちの希望を受けて、先日、米コビー社製のタブレット端末「Kyros」を購入し、2人にクリスマスプレゼントとして渡した。欲しかったモノをもらい、2人は喜んで端末を操作。すると、12歳の妹の端末にはおかしな2つのアイコンが表示されていることに気が付いた。

音楽やメールなど多くのアプリケーションが並ぶ中、ひときわ目立つ色っぽいアイコンに目を留めた12歳の少女。そこに記されていたのは大人の男性を誘うような、いかにもアダルトなタイトルのアプリケーションだ。これに驚いた妹は、父親にすぐ声を掛けたそう。話を聞いた父親は「彼女がからかってるのかと思った」そうだが、画面を見て父もビックリ。もう1台を楽しんでいた姉からもすぐに端末を取り上げ、2人へのプレゼントは再び箱の中にしまわれてしまった。

端末を買ったときに箱は未開封の状態で、パッケージシールも無傷だったと確信しているハーディンさんは、予めインストールされていたと怒り、クリスマスが明けてすぐの12月27日にコビー社に連絡。しかし、コビー社側はプリインストールの見方を否定し、この色っぽいアプリには関与していないとの立場を強調している。

結局、アダルトと関連のアプリがなぜハーディンさんが買った端末に入っていたのか、はっきりした原因は今のところ分かっていない。コビー社はこの点について「誰かがハーディンさんの前に購入して、いくつかのアプリをダウンロードした後に店に返品した」可能性を考えているという。しかし、ハーディンさんが端末を購入した店にWSIL-TV局が直撃したところ、経営者は「どの端末にも問題は見られなかった」と回答したそうだ。

“なぜ”に対する明快な答えはなく、モヤモヤしたままの今回の問題。ただ、ハーディンさんはとりあえず2台の端末は新しい「Kyros」に交換して、娘たちに渡すつもりだという。

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