笑い飯が最後の「M-1」王者に、9回目の決勝進出で悲願成就。

2010/12/26 20:51 Written by Narinari.com編集部

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若手漫才の頂点を決める「M-1グランプリ」の決勝が12月26日に行われ、笑い飯が第10代、最後の「M-1」王者に輝いた。史上最高のエントリー数4,835組の激戦を勝ち抜き、決勝を争ったのはカナリア、ジャルジャル、スリムクラブ、銀シャリ、ナイツ、笑い飯、ハライチ、ピースに、敗者復活から勝ち上がった昨年王者のパンクブーブーを加えた計9組。 

台風の目となったのはスリムクラブだ。独特なスローテンポと世界観を持つ漫才は決勝1回戦で高い得点(644点)を叩き出すも、ほかの面々とは違いすぎる漫才に審査員も困惑気味。一方、敗者復活を勝ち上がった昨年の王者・パンクブーブーと、昨年2位の笑い飯は決勝1回戦で同点(668点)と改めて実力と存在感を示し、この3組が最終決戦へとコマを進めた。

最終決戦を終え、7人の審査員が投じた票は、笑い飯4票、スリムクラブ3票、パンクブーブー0票。結果、笑い飯が9回目の決勝進出にして最後の「M-1」王者に輝いた。今大会、ダークホース的な存在だったスリムクラブも3票が入るなど評価は高く、第8回(2008年)の2位から飛躍したオードリーのように羽ばたくことができるか、来年以降注目を集めることになりそうだ。

☆「M-1グランプリ2010」ネタ順と得点
◎決勝1回戦
1.カナリア(よしもと東京)592点
2.ジャルジャル(よしもと大阪)606点
3.スリムクラブ(よしもと東京)644点
4.銀シャリ(よしもと大阪)627点
5.ナイツ(マセキ芸能社)626点
6.笑い飯(よしもと大阪)668点
7.ハライチ(ワタナベエンターテインメント)620点
8.ピース(よしもと東京)629点
9.パンクブーブー(よしもと大阪)668点 ※敗者復活

得点上位3組の笑い飯(668点)、パンクブーブー(668点)、スリムクラブ(644点)が最終決戦進出。

◎最終決戦 ネタ順と得票数
1.スリムクラブ(よしもと東京)3票
2.笑い飯(よしもと大阪)4票
3.パンクブーブー(よしもと大阪)0票

◎審査員
島田紳助、松本人志、渡辺正行、中田カウス、南原清隆、大竹一樹、宮迫博之


☆歴代のM-1王者
2001年(第1回)中川家(吉本興業)
2002年(第2回)ますだおかだ(松竹芸能)
2003年(第3回)フットボールアワー(吉本興業)
2004年(第4回)アンタッチャブル(人力舎)
2005年(第5回)ブラックマヨネーズ(吉本興業)
2006年(第6回)チュートリアル(吉本興業)
2007年(第7回)サンドウィッチマン(フラットファイヴ)
2008年(第8回)NON STYLE(よしもと東京)
2009年(第9回)パンクブーブー(よしもと大阪)
2010年(第10回)笑い飯(よしもと大阪)

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