問題の動画は、YouTubeに12月4日付で投稿された「Insane Bus Driver Brutally Murders Snowman」(//www.youtube.com/watch?v=VQ2aAmMRjxc)というもの。一面銀世界となっているイリノイ大学アーバナ・シャンペーン校の車道上に、1体の雪だるまが置かれている。
車道上のため、当然行き交う車にとっては邪魔な障害物。雪だるまに気が付いた車は減速して衝突を避けながら走行しているが、撮影している学生らはこれを見て笑い声を上げ、大はしゃぎだ。しかし、間もなく学生らの声は「オー!」「ノー!」などの悲鳴に変わる。やって来たバスがスピードを落とすことなく雪だるまにぶつかり、あっさりと破壊。学生らは「Oh my God!」と叫びながらもその場面に興奮しているようで、最後は大声で笑いあいながら動画は終了する。
しかし話を知った市民の間からは、ドライバーを助けようとする声も急速に広がっている。SNSのFacebookには「Save the Bus Driver」というページが開設され、12月16日現在で7,800人を超えるユーザーが参加。その人数の増加スピードは日を重ねるごとに勢いが増しており、ドライバーの復職を求める声が大きくなってきているようだ。確かに動画に記録された運転は褒められるものではないが、こうした支援の声は、仕事を失くしたドライバーにとって大きな励みになっているに違いない。