“カラ交番”よりは良い? 中国派出所のマネキン警官設置に賛否両論。

2010/12/15 14:20 Written by Narinari.com編集部

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市民の安全を確保するために、繁華街や住宅地に設置されている警察の派出所。中国でも多くの人が集まる場所には派出所が設置されており、担当警官が日夜安全確保に努めているのだが、先日、本物の警官の代わりにマネキンを設置している“マネキン交番”の存在が明らかになり、ネットで注目を浴びているようだ。 

中国紙広州日報などによると、この派出所の存在が明らかになったのはネットユーザーが掲示板サイトに「クールな派出所」とのタイトルで写真を投稿したことがきっかけ。投稿された写真には青と白の派出所が映し出されており、窓ガラス越しに警官の格好をしたマネキンが身体を傾けるようにして立っている。

写真の投稿主は「(マネキン警官は)本物とそっくりだった」と驚きの声をつづり、続けて「派出所は才能がある。すごい!」とこの派出所を褒め称えるようなコメントを残したのだが、ネットユーザーの意見は「創造性がある」「市民の安全を守るはずの派出所にこんな人形を置くなんて信じられない」など賛否両論。写真はさまざまなサイトに転載され、地元紙が調査に乗り出すまでの事態に発展した。

地元紙の取材に応じた関係者によると、派出所に勤務する警官が足りず、約3か月前に仕方なくこの地での警備を停止することになったそうだが、マネキンを設置したのは公安ではなく、不動産会社が勝手に始めた行為だという。機能していないはずの派出所にマネキンが設置されていたことは公安にとっても「寝耳に水」で、発見後はすぐに撤去したとのことだ。

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