出演者が大けがで生放送中断、車を飛び越えるスタントに挑戦も失敗。

2010/12/07 01:44 Written by Narinari.com編集部

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テレビの生放送中にアクシデントはつきものですが、先日、独放送局ZDFの人気長寿番組「ヴェッテン・ダス…?(訳:賭けてみる?)」では、出演者の男性がスタントに失敗。大けがを負い、倒れて動けなくなってしまった状況がそのまま放映されるというショッキングな出来事がありました。

この番組は公募で選ばれた一般人がスタジオで何らかの挑戦を行い、それを著名人ゲストが「成功するかどうか」を“賭ける”という形式の家族向け番組。英紙サンやスカイニュースなどによると、負傷した大学生のサミュエル・コックさん(23歳)は器械体操の選手でもあり、今回はカンガルーブーツ(スプリングで高く飛べる靴)を着用し、向かって来る車を空中で回転しながら飛び越えるというスタントに挑戦していました。車体の長さが異なる合計5台の車が用意され、そのうち何台目まで飛び越えられるか。それが“賭け”の内容でした。

そして、3台目に挑戦するときにアクシデントが発生。タイミングを誤った彼は、父クリストファーさんが運転している車の天井部に体を引っかける形でバランスを崩してしまい、そのまま顔から床に落下。司会者らが駆けつけて声をかけますが、意識を失った彼は全く動かず、スタジオの観客も唖然と見つめるしかありませんでした。

この様子はドイツだけではなく、オーストリアやスイスなど、ドイツ近隣の国々でも生放送。約1,000万人の視聴者が事故の瞬間を目撃しました。

すぐにデュッセルドルフの大学病院に運ばれたサミュエルさんが受けた診断は、脊髄の複雑骨折などの重傷。手術後も予断を許さない状態で、今後どのような後遺症が残るのかも、まだわかっていません。 

番組ではこの日、カナダのアイドル歌手ジャスティン・ビーバーが登場する予定でしたが、事故があった直後に放映は中断。ジャスティンも直後にTwitterで「どうか、コックさんとそのご家族のために、お祈りをして下さい」とコメントしています。

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