子どもが小さい頃、いつ、どんなきっかけでご機嫌がナナメになるのか分からない状況に頭を悩ました経験は、親なら誰もがあるだろう。一生懸命抱いてあやしてみたり、おもちゃに注意を向けさせようとしたりと、まだ言葉が通じない子どもを泣きやませるのは大変だ。しかし大好きなモノに触れさせれば、あっさり機嫌が直るのも素直な子どもならでは。いま、YouTubeでは、レゲエの巨匠ボブ・マーリーの曲を聞いた途端に、満面の笑顔でリズムに乗り始める男の子の様子を映した動画が大きな話題を呼んでいる。
これは「Baby Bob Marley」(//www.youtube.com/watch?v=Gd5yN43TqCk)というタイトルの1分あまりの動画。投稿者のチャンネルの情報では、男の子は米国で暮らす1歳児のようだ。動画は家族でドライブをしている車中を撮影したもので、後部座席から運転席の近くまでやってきたやんちゃな男の子を、父親らしき男性が後ろに戻すところから始まる。
あえなくチャイルドシートに座らされ、ベルトで固定された男の子。それを嫌がるように、男の子は手足をバタバタ動かし泣き声を上げ始めた。あからさまに抵抗の意思を見せ、完全に不機嫌モードに入ったのだが、車内の音楽をボブ・マーリーの名曲「バッファロー・ソルジャー」に切り替えるとそれまでの表情が一変。まさに“満面”という言葉ピッタリなほどの笑顔となって父親の顔を見つめる。さらに喜びを隠しきれないとばかりに首を前後に振ってリズムを取り、さきほどまでの暴れっぷりはどこへやら。すっかり大人しく音楽に聴き入っている。
この動画は9月11日付で投稿され、11月23日現在で再生回数は900万回を突破。コメント欄には、「この男の子かわいい!」「YouTubeで最高のビデオだ」といった好意的な書き込みが多数並ぶほか、「ボブ・マーリーが子どもを笑顔にさせたな」など、ボブ・マーリーの偉大さを改めて感じたユーザーも少なくないようだ。表情がサッと変わる瞬間、見ているこちらもつい笑顔がこぼれてしまうこの動画、ぜひ一度、ご覧になってみてはいかがだろうか。