オール巨人がM-1審査員を辞退、サンドウィッチマンVの2007年から参加。

2010/11/21 07:01 Written by Narinari.com編集部

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今年は12月26日に開催される年末恒例の「M-1グランプリ」。8月から1回戦が始まり、現在は3回戦の真っ只中、決勝進出に向けて東京と大阪で熱い戦いが繰り広げられている。そんな「M-1」の審査員を2007年(第7回)から務めていたオール巨人が、今年は辞退したことが明らかになった。

公式ブログの11月20日付けエントリー「M-1審査員…」では、「そろそろ〜皆さんにお知らせしないといけないなぁって思ってたんですが…」と前置きした上で、「実は!今年のM-1の審査員の席には僕は並んで居ません」と報告。経緯や詳細には触れられていないものの、審査員を外れた理由は「辞退!不参加としました」と、自らの意志であることを示唆している。ただ、「やっぱり一寸寂しいですけどね」とチラリと本音も。

オール巨人が「M-1」の審査員に参加したのは、サンドウィッチマンが優勝した2007年から。ほかの審査員が審査の内容や改めて大会を振り返る機会がない中で、毎年公式ブログで総評(寸評)を公開し、現場の空気を感じていた審査員ならではの、そして大御所ならではの考察が好評を博していた。毎年放送後の“お楽しみ”として、この総評を待ち望んでいるお笑いファンは多い。

例えば2007年は、サンドウィッチマンの優勝について「無名の(知名度が低い)漫才師が彗星のごとく現れて、優勝の栄冠に輝く!是がM-1です!」と振り返り、最終決戦には敗れた2組についても「(キングコングは)漫才に掛ける熱意と練習量に感心した」「(トータルテンボスは)この一年間の勉強の成果と上達に感動した」と高く評価。

NON STYLEが頂点に輝いた2008年は、敗者復活から決勝の最終決戦にコマを進めたオードリーの視聴者評価が高く、ネットなどで「吉本興業枠説」や「敗者復活からの優勝は絶対になかった説」といった出来レースを疑う声が上がっていたが、これには「審査員のやらせ、事前の出来レース等は、本当に本当に全く有りません!」と強く否定している。

また、このとき挙がった、審査員同士が得点を調整しているのではないかとの疑惑に対しても「審査員席で横を覗いているとか、意見を合わす等、絶対無いです」と説明。NON STYLEの優勝については「NON STYLEの笑いの数・大きさは、現場に居た方は分るのですが…凄かったです。しかし残念ですがテレビを見ると本当に伝わり難いな〜って感じました その辺で疑問が出たりするのでしょうが…」と生で戦いを見ていた審査員ならではの率直な感想をつづっている。

さらにパンクブーブーが王者となった2009年は、「素晴らしかったと思います。決勝の3組の中では色んな見方が有るでしょうが、3組の差は僕には見えました!」。一方で、決勝1回戦で「鳥人」ネタを披露した笑い飯にも触れ、「最初の鳥人の説明がゆっくり出来ていたので、情景が思い浮かべ易かったのが、大正解! 其の後のテンポも慌てず良いテンポでしたね」「今回の鳥人ネタは最高でしたね!」と大絶賛していた。また、後日談として、会場の客や視聴者を引かせた「チンポジ」ネタを最終決戦で披露したことについて、笑い飯に直接その理由をたずねたというエピソードを披露(「『一度やって見たかったネタだったんです』って哲夫君が言ってました…」)。「M-1」の裏話で読者を楽しませていた。

今年は審査員を辞退したことで、テレビでコメントを聞くことができないのは残念だが、例年同様、ブログでの総評継続に期待したいところだ。

第10回を迎える「M-1グランプリ 2010」は、12月26日18時30分〜20時54分にABC・テレビ朝日系で生放送。その直前の16時〜17時25分には、東京・大井競馬場での敗者復活戦の模様も放送される。

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