猫好き夫婦の「猫ハウス」が人気、猫の“暮らしやすさ”を徹底的に追求。

2010/11/09 11:58 Written by Narinari.com編集部

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米国に、猫が好きすぎて、猫の暮らしやすさに重点を置いた家を作った老夫婦がいる。9匹の猫と、猫の絵や巨大なぬいぐるみなどの猫グッズに囲まれて暮らす夫婦の家の中には、飼い猫たちの日常の行動に配慮した長い長いキャットウォークも設置。完全なる猫ハウスと化している家は、一般開放されれば4時間で900人の客を集めるほどの人気になっているそうだ。

英紙デイリー・メールによると、カリフォルニア州サンディエゴにあるカラフルな猫ハウスに住んでいるのは、60歳のボブ・ウォーカーさんと59歳のフランシスさん夫婦。2人は結婚式を挙げた日から猫を飼い始めたという大の猫好きで、現在は9匹の猫と共に暮らしている。そんな夫妻の猫に対する愛情は深く、猫たちに快適な生活を送ってもらうことを第一に、その行動に配慮した作りに自宅を設計した。

その最大の特長は、いくつもの部屋にまたがった「全長43メートル」(英紙メトロより)のキャットウォーク。猫1匹分の幅に作られた“猫専用道”は天井近くの高い場所に設置されており、公式サイト「The Cat's House」に掲載されている図面によると、家の中心から3本伸び、コーナーや階段などで変化を付けたコースが作られている。

ほかにも、壁に空けた猫の顔型の穴を通って部屋移動ができたり、木に120メートルのロープを巻いた爪とぎ柱があったりと、猫が暮らしやすい環境を追求。「ここは彼らの家なんだ」と豪語するボブさん、世間の飼い主にも「彼らの求めることを考えて、素晴らしい家を作って欲しい」とも語っている。

そんな猫中心の猫ハウスとなっているボブさん夫婦の家は、猫たちだけでなく人間にも大人気。これまで多くの米メディアで紹介されているほか、2009年には家を紹介した本が出版されている。その効果も手伝って、今年4月に一般開放された際には、4時間で900人の客が訪れたそうだ。猫ハウスでの暮らしを喜んでいるのは、猫たち以上に、実はボブさん夫妻の方なのかもしれない。

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