ノンアルコールビールの飲まれ方、トップはビールと同じ「自宅での晩酌」。

2010/11/02 11:03 Written by Narinari.com編集部

このエントリーをはてなブックマークに追加


各メーカーから相次いで新商品が投入され、活況を見せているノンアルコールビール。実際、市場も拡大をしており、各社が販売数量を上方修正するなど、消費者に急速に浸透してきている。そうした中、トレンダーズはノンアルコールビールのヘビーユーザーに対し、「ノンアルコールビールの飲用実態」に関する調査を実施した。

この調査は直近1か月以内に、ノンアルコールビールを週2本以上の頻度で飲んでいる20〜50代の男女400人を対象に行ったもの。まず、通常のビールについて「ビールを飲む機会」を挙げてもらったところ、最も多かったのは「自宅での晩酌」(81%)で、以下、「お風呂上がり」(44%)、「お酒の場を楽しみたい時」(44%)、「旅行・アウトドア」(27%)と続いた。

一方「ノンアルコールビールを飲む機会」としては、「自宅での晩酌」(50%)が最多に。これに「お風呂上がり」(29%)が続き、ビールと同じ回答が並んだ。そのほかには「休日の朝や昼」(23%)、「運転前・運転中」(23%)と、ノンアルコールならではの飲用機会も多く挙がっている。

次にノンアルコールビールを飲む機会・飲み方をより掘り下げ、「ノンアルコールビールを一度でも飲んだことがあるもの」についてたずねたところ、トップは「運転前」(54%)に。以下、「お風呂上がり」(50%)、「旅行・アウトドア」(38%)、「友人とのランチ会・パーティー」(36%)、「カラダの事を気遣って(休肝日)」(32%)、「休日の朝や昼」(32%)の順となり、「アルコールが飲めない時」にとどまらない、さまざまな機会が浮かび上がっている。

ちなみにこの質問では、4人に1人となる24%が「もう1本(杯)飲みたい気分の時」、さらに19%は「お酒を飲んでいる時・飲んだ後(チェイサーとして)」と回答。「もう一杯飲みたいときにアルコールだと酔いすぎるのでノンアルコールを飲む」(35歳・男性)といったように、“お酒のお供”としてノンアルコールビールを飲んでいる人も多いようだ。

では、そもそもノンアルコールビールユーザーは、どのようなきっかけで飲み始めたのだろうか。「飲み始めた時期」をたずねると、上から「0〜3か月前」(35%)、「4〜6か月前」(26%)、「7〜12か月前」(23%)の順で、6割以上のユーザーが半年以内に飲み始めている。

そして「飲み始めたきっかけ」については、「アルコールゼロだから」(69%)、「飲んでも運転ができるから」(40%)、「ビールを飲んでいる気分が味わえるから」(34%)、「どんな時でも飲めるから」(29%)といった回答が多く挙がった。また、「カロリーゼロだから」(28%)、「健康に良さそうだから」(20%)との回答も多く、機能面や健康面を重視する傾向が出ている。

最後に「今後のノンアルコールビールの飲用意向」をたずねると、95%が「今後も飲みたい」。中でも27%は「今後はもっと飲みたい」と答えている。そして84%の人が「以前よりノンアルコールビールが美味しくなった」と回答しており、「味」の面で満足できる商品が登場してきたことが、昨今の「ノンアルコールビールブーム」の大きな要因とも言えそうだ。

なお、ノンアルコールビールの中で「最も美味しいと思う商品」のランキングは次の通り。

1位 サントリー「オールフリー」(37%)
2位 キリン「フリー」(30%)
3位 アサヒ「ダブルゼロ」(10%)
4位 サッポロ「スーパークリア」(8%)
5位 キリン「休む日のAlc.0.00%」(6%)
6位 アサヒ「ポイントゼロ」(5%)
7位 サントリー「ファインゼロ」(4%)

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.