在日外国人から見た「日本のお風呂評価」、最も驚いた日本の慣習は?

2010/10/28 21:07 Written by Narinari.com編集部

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ユニリーバ・ジャパンが展開する男性用化粧品ブランド“AXE”は、在日外国人計100人(アジア、南米、北米・オーストラリア、欧州各25人)の男性を対象に、「日本のお風呂事情についてどう思うか」との調査を実施した。ゆっくりと湯船に浸かって一日の疲れを癒し、温泉などの共同浴場でリフレッシュするなど、世界有数の“お風呂好き”日本人は、外国人の目にはどのように映っているのだろうか。  

この調査ではまず、「母国と日本、どちらのほうがお風呂文化が進んでいるか」と質問。すると、67%の在日外国人が「日本のほうが、お風呂文化が進んでいる」と回答した。そこで、日本の自宅のお風呂習慣や、お風呂文化の素晴らしい&便利なところについてたずねたところ、「毎日お風呂に入ると温まるし、リラックスもできて、ぐっすり眠れる」(ブラジル)、「一日の終わりにリラックスするのに(お風呂は)とてもよい」(米国)といった声が寄せられるなど、シャワーで済ますことの多い外国人にとって「湯船に浸かって疲れを取る」という日本の文化を素晴らしいと感じている人が多いようだ。

また、「温度調節と浴槽乾燥システム」や「追い炊き機能」など、お風呂文化が進んでいる日本ならではの機能面の高さを挙げる人も多く、日本の家庭のお風呂は機能面でも高く評価されている。

次に、「母国の友人に紹介してあげたい日本のお風呂」をたずねたところ、「温泉」(63%)、「露天風呂」(58%)が多く挙げられる結果に。ただ、「銭湯や温泉などの共同浴場についてどう思いますか?」との質問では、「好き、行きたい」(51%)が半数を超えた一方で、「好きではない、行きたくない」(25%)と答えた人も多く、さらに「温泉・銭湯など、裸で他人とお風呂に入ることに、抵抗がありますか?」との質問では33%の人が「抵抗がある」と回答した。外国人が温泉などの共同浴場を楽しめるようになるには、「裸で他人と接する」という壁を乗り越えられるかどうかが大きなポイントとなっていることが分かる。

そして「日本の自宅でのお風呂習慣・お風呂文化について、一番驚いたことはなんですか?」とたずねたところ、トップは「夏でもお風呂に浸かる」だった。以下、「家族でもお風呂のお湯を替えずに同じお風呂に入る」「朝ではなく、夜お風呂に入る」「熱い湯船に長く浸かっていられる」と続いている。


☆ちょっぴり色っぽい質問も

この調査では少しだけ色っぽい質問もしている。日本では、仕事から家に帰ってきた夫(もしくは彼氏)に対して、妻(もしくは彼女)が「お風呂にする? ご飯にする? それとも私?」という定番のフレーズがあるが、これについてどれを選ぶかをたずねた。すると、日本人は「ごはん」と答えた人が59%と過半数を超えた一方、在日外国人は「お風呂」が最多に。北米に限って言えば「ワタシ」と答えた人が最も多く、日本人とは対照的な結果となった。

また、「彼女に体を洗ってもらったことがあるか」とたずねたところ、海外平均では60%が「はい」と回答。“AXE”は今年7月に、日本人に対して同様のアンケートを行っているが、このときは49%が「はい」と答えている。世界と比べると、彼女に体を洗ってもらったことがある日本人の割合は、決して高いものではないようだ。

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