水あかやカビなど、少しでも放っておくと汚れていく水まわり。「大掃除のときにでもまとめて……」などと軽く考えていると、こびりついた汚れを落とすのに悪戦苦闘するハメになるが、そんな水まわりの掃除への意識について、三菱レイヨン・クリンスイがアンケート調査を実施した。

この調査は全国の20〜50代の主婦200人（各年代50人ずつ）を対象に行われたもの。まず、水まわりの中で「普段から常に掃除を心がけているところ」についてたずねたところ、トップは「キッチン」（89.5％）で、以下、「トイレ」（83.5％）、「浴室」（73.0％）と続いた。1位の「キッチン」は30〜50代の世代別回答でも1位となったが、一方で20代は1位が「トイレ」、2位が「キッチン」の順となり、ほかの年代の主婦とは異なる傾向が表れている。　

次に「大掃除をする際に、掃除を忘れがちな水まわり周辺の箇所」についてたずねたところ、最も多かったのは「キッチンの蛇口」（70.5％）だった。20代〜50代の世代別回答でも1位となり、特に20代では86.0％の主婦が「キッチンの蛇口」を、掃除を忘れがちな水まわりの箇所として挙げている。

続けて「この1年間で一度も掃除をしなかった水まわり周辺の箇所」についてたずねたところ、1位は「キッチンの蛇口」（59.5％）に。大掃除の際に忘れがちな箇所であるとともに、主婦の約6割が掃除を行っていない箇所であることが分かった。2位以下は「トイレのタンク裏」（52.0％）、「浴室のシャワーヘッド」（38.0％）、「洗面台の水栓まわり」（5.0％）となり、「キッチン」と「洗面台」の蛇口部分では掃除の際の注力が異なる傾向も表れている。

さらに家庭で使用中の蛇口直結型浄水器フィルターを交換した時期についてもたずねてみると、最も多かったのは「3か月〜6か月以内」（40.0％）だった。次いで「3か月以内」（33.3％）、「6か月〜1年以内」（18.7％）、「1年以上前」（4.0％）となり、全体の約6割は一般的な蛇口直結型浄水器フィルターの交換目安期間（2〜3か月）を過ぎてもフィルターを交換していないようだ。