相次ぐ不運に見舞われた花嫁、結婚式で体に異変&婚約指輪盗まれる。

2010/09/29 13:15 Written by Narinari.com編集部

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大好きな相手と新たな人生の門出を祝う結婚式。誰もが明るい未来に胸を膨らませ、幸せを大いに感じる1日になるはずだが、その日から立て続けに辛い出来事に襲われた花嫁が英国にいる。新郎のプロポーズを受けて3年、ようやく訪れたハレの舞台で、彼女の不運は体の異変から始まった。

英紙デイリー・メールやデイリー・ミラーなどによると、現在サウスヨークシャー州ディニントンで暮らす37歳の女性イボンヌ・ウィルソンさんは、3年前に夫デニスさんからプロポーズを受け、念願の結婚式の日を迎えた。式を終えたあとはカリブ海への新婚旅行も控え、この日は主役の2人を含めて、そこにいた誰もが幸せでいっぱいに。ところがそんな日に限って、最も輝くべき主役のイボンヌさんに、不運な出来事が起きてしまう。

ホテルで行われた式の最中から、「これは病気だと思った」(英紙デイリー・メールより)というイボンヌさん。お腹に感じた痛みは徐々に激しさを増し、ついには公園に移動しての写真撮影時に倒れてしまったという。撮影はそこそこで切り上げ、落ち着くためにホテルへと戻った彼女だったが、夕方からのレセプションパーティーの準備を行っていたところで再度ダウン。客の出迎えは夫に任せ、イボンヌさんは友人に付き添われながら病院へと向かった。

診察を受け、鎮痛剤を打って帰されたイボンヌさんは、会場に戻ってパーティーに参加。ところが鎮痛剤の効果もなく、イボンヌさんのお腹の痛みはさらに激しさを増した。深夜1時まで盛り上がったパーティーを何とかこなした彼女は、今度は別の病院へ。翌日、さまざまな検査を受けたところ子宮筋腫との診断が下ったのだが、医師からは「健康保険制度を利用する手術だと6か月待ち」との説明を受ける。

英国の充実した国営医療保険制度(NHS)を使えば、手術をしてもかなり出費が抑えられるはずだが、その代わりに待っているのは6か月という時間。「長くそんな状態でいるのはムリだった」と話したイボンヌさんは、楽しみにしていた新婚旅行をキャンセルし、2人が貯めたお金と結婚祝いも使って手術することにした。

「私たちの新しい人生がこんな形で始まるなんて、まったく想像もしていなかった」と語ったイボンヌさん。それでも手術は無事成功し、体調は回復して元気な状態に戻った。

しかし、英メディアが「英国で最も不運な花嫁」と紹介する彼女は、さらなる不運に見舞われる。イボンヌさんは、自身の不注意で数少ない宝物も失う羽目に。美容セラピストの仕事で訪れた先に、外した婚約指輪をうっかり置き忘れてしまう。すると、次の日の夜にそこに泥棒が入り、彼女の指輪も盗まれてしまった。さすがに指輪を盗まれたのは「我慢ならなかった」(英紙デイリー・スターより)と、イボンヌさんも悔しがっている。

このほかにも夫が職場を解雇されるなど、結婚式前後に大変なことが続いてたが、それでも2人は幸せいっぱいの様子。イボンヌさんは数々の苦難に襲われながらも「私たちはお互いを見つけたんだから、もう大丈夫よ」と結婚の喜びを口にすれば、デニスさんもこれまでの困難を「うまく切り抜けてきた」と話す。どうやら不運な問題が、2人の絆をより強いものにしているようだ。

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