スナックの深遠な魅力を1枚に、「玉袋筋太郎のナイトスナッカーズ」DVD化。

2010/09/27 15:14 Written by Narinari.com編集部

このエントリーをはてなブックマークに追加


スナックと聞いて、皆さんはどのようなイメージを浮かべるだろう。カウンター越しに“ママ”がいて、年齢が高めのオトナ(オヤジ)が集う場所、キャバクラともクラブとも異なる雰囲気に包まれ、安くお酒が飲める空間。実際に足を踏み入れたことのない若者が抱くイメージは、そんなものかもしれない。しかし、そうしたイメージは断片的な情報としては間違ってはいないものの、“真実の姿”とはかなり異なる。誰もが存在を知っていながら、内部や実情については定かではないスナック。そんなスナックのディープな魅力に迫ったバラエティ番組「玉袋筋太郎のナイトスナッカーズ」をご存知だろうか。

「玉袋筋太郎のナイトスナッカーズ」は、スナックを求道するジェダイマスター・玉袋筋太郎(浅草キッド)が陽の落ちた頃を見計らって東京近郊のさまざまな駅に降り立ち、その付近をそぞろ歩きしながら“秘境の地”スナックを探し、突入取材を敢行したスカパー!の番組。「人志松本の○○な話」(フジテレビ系)の「好きなものの話」の中でも、玉袋筋太郎が熱いスナックトークを繰り広げた際に紹介された番組だ。

その内容はママさんやお客さんとの愉快なおしゃべりを中心に、店の自慢や歴史、そこに集う人間模様などを面白おかしく、時にしんみりしながら紹介。もちろん、お店の場所や料金システム、お勧めメニュー、No.1カウンターレディの紹介などなど、「スナック・カタログ」的な情報も盛り込み、初心者、未経験者でもスナックの世界を覗くことができる構成だ。

そんな「玉袋筋太郎のナイトスナッカーズ」が、映画・ドラマ・アニメが軒並み販売数を縮小させているこのDVD不況の最中に、アミューズソフトからDVD化されることが決定した。DVDは本編120分(予定)に加え、撮り下ろし新作の「両国編」、玉袋筋太郎が初心者にスナックの手ほどきをする「はじめてのスナック道」などの特典映像を加えた約200分のボリューム。これを観れば誰もがスナックの魅力を堪能でき、スナックに行きたくなる一枚に仕上がっている。

発売は12月15日で、価格は3,500円(税抜き)。“ヴァーチャルスナック”感覚で家での独り飲みのお供にするも良し、スナックデビュー前の予習教材にするも良し、そして最先端(?)のお笑いDVDとして観るも良しと、三拍子そろった「玉袋筋太郎のナイトスナッカーズ」。気になる人は要チェックだ。


☆スナックブームが到来中!?

戦後〜高度経済成長期と、かつて昭和の時代の長きにわたり、夜の社交場として君臨してきたスナック。しかし、カラオケボックスやキャバクラ、居酒屋の台頭と、会社接待や付き合い飲みの衰退・減少によって、いつしか前時代の遺物のような存在となってしまった。

ところが近年、この風向きが変わりつつあるという。それは不景気による地元飲み傾向などが強まってきたことに加え、“動”の玉袋筋太郎と、“静”の都築響一の2大ジェダイマスターによってメディアへの露出が増えてきたことも一因だ。

今年は都築響一の著書「天国は水割りの味がする 東京スナック魅酒乱」(廣済堂出版)が出版されたほか、3月には「人志松本の○○な話」で「スナックを愛してやまない男性芸人」を放送。さらにTOKYO MXでは「輝け!おママ対抗歌合戦」「目指せ!場末の歌姫☆おママ対抗歌合戦〜第2幕〜」なる特番も放送されたほどだ。

日本全国津々浦々、正確な統計上の数字はないものの、コンビニよりもはるかに多い約30万軒とも言われるほど、スナックはどこの街にもたいてい存在している。まだスナック未経験でも「玉袋筋太郎のナイトスナッカーズ」を手に、その深遠なる世界を覗いてみるのも面白いかもしれない。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.