釘宮理恵4役&石田彰9役でドラマCD、「くるみ割り人形」の世界を表現。

2010/09/16 16:14 Written by Narinari.com編集部

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クラシックの代表的な作品であり、チャイコフスキーの三大バレエ音楽のひとつとして知られる「くるみ割り人形」。その名曲をカリスマ指揮者サイモン・ラトルと128年の歴史を持つべルリン・フィルハーモニー管弦楽団による演奏、そして人気声優の石田彰と釘宮理恵によるドラマで楽しめるブックレット付きクラシックドラマCD「チャイコフスキー:くるみ割り人形」を、EMIミュージック・ジャパンが11月17日に発売する。価格は3,200円(税込み)。

このCDは豪華絵本に2枚のCDを収録。サイモン・ラトル×ベルリン・フィルの演奏曲はすでにCDが8月4日に発売されており、発売以来5週連続でクラシックチャートのトップを飾るなど、クラシックファンの間で大きな話題を呼んだ一枚となった。

今回のクラシックドラマCDは、そんな世界最高峰の演奏による「くるみ割り人形」を、日ごろあまりクラシックを聴く機会のない人にも興味を持ってもらおうと企画。サイモン・ラトル×ベルリン・フィルの演奏に加え、石田彰と釘宮理恵という男女トップ声優によるドラマ、クオリティの高いイラストによる豪華絵本をコラボさせた。

具体的には、音楽の合間に「くるみ割り人形」のストーリーを、ドイツ後期ロマン派を代表する幻想文学の奇才E.T.A.ホフマンの原作に忠実にドラマ仕立てで挿入。ナレーター役を含む幅広い年代の13役の登場人物を石田彰(9役)と釘宮理恵(4役)が演じる。特に、単一ストーリーの中で9役を演じ分けるのは、石田彰にとっても初の試み。この“職人技”も大きな聴きどころとなりそうだ。

今回の挑戦について、石田彰は「『くるみ割り人形』の物語を音声化するという普段演じる機会のないジャンルのお話をいただき、自分がどこまでやれるだろう、どんなことが出来るだろうという自身に対する期待も持って挑ませていただきました」とコメント。釘宮理恵も「子供のころから慣れ親しんでいる作品なので、お話を頂いた時は本当に嬉しくて、やってみたいなと強く思いお請けしました」と、楽しい体験だったことを明かしている。

ブックレットには、国内外のゲーム・小説業界で人気の高いイラストレーターの鈴木康士氏を起用。24ページにわたるイラスト入りブックレットはアート性の高い絵本のような仕上がりとなっている。

EMIミュージック・ジャパンは従来のクラシック作品とは異なるターゲットに訴求できるようなプロモーション展開を検討。販売ルートもCDショップやネット通販に加え、書店やアニメショップ、トイショップでの販売も予定している。

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