肥満でコースター乗れず苦情殺到、ハリポタアトラクションに肥満対応席。

2010/09/15 14:33 Written by Narinari.com編集部

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米フロリダ州にあるテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・オーランド」に、今年6月、映画「ハリー・ポッター」シリーズをテーマにしたエリア「Wizarding world of Harry Potter」がオープンしました。不景気の波にのみ込まれているアミューズメント業界にありながら、建設費は2億6500万ドル(240億円)と、オープン前からそのスケールの大きさが話題を呼んでいた施設です。   

ちょうど米国の夏休みに入った直後のオープンというタイミングも重なり、このハリー・ポッターのエリアは連日大賑わい。中でも、これまた大きな呼び物となっているのが「Harry Potter and the Forbidden Journey」という名のジェットコースターで、長蛇の列ができるのは当たり前、2時間待ちもザラではないそうです。

ところが、暑い中を長い時間ワクワクしながら待っていたのに、いざ乗ろうとした直前で乗車を拒否されるお客さんが続出するという事態が発生しました。米誌アトラクションマガジンによると、その理由は座席の安全装置。これが肥満体型の人には小さすぎるため、完全に閉じることができない人がたくさんいたのです。“肥満大国”と呼ばれて久しい米国ですから、乗車拒否される人の数が相当数に上ったとしても不思議ではありません。

そのため、オープン直後から苦情が殺到。これを受けて同テーマパークの運営側は、カスタマーの声に応えて座席の一部を改造し、「ビッグサイズ」の人に対応したシートを設置することを決めました。

「より多くのお客様に、コースターのスリルを味わってもらえるようになったことは、同社としてもとても嬉しい限りです」(米通信社UPIより)とユニバーサル・スタジオ・オーランドの広報担当であるトム・シュローダー氏はコメントしています。

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