少女が書いた「おじいちゃんへの手紙」、葬式に行けなかった気持ち綴る。

2010/09/09 14:39 Written by Narinari.com編集部

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子どもの頃に書いた作文や手紙。押し入れの中を整理していて見つけたことはありませんか? それらを読んでみると、自分の幼い頃の言葉に微笑ましさを感じたり、また、「なんて変な子どもだったんだろう、私は……」と赤面してしまうこともあるかもしれません。  

米ニュースサイトのハフィントンポストに先日、一枚の手紙を撮した写真が投稿されました。これはヘザー・Lさんという女性が10歳のときに書いたもの。亡くなったおじいちゃんに宛てた手紙です。

おじいちゃんが亡くなったとき、ちょうど旅行中でお葬式に間に合わなかった彼女は、子ども心に責任を感じていました。そのため、手紙は謝罪の気持ちを込めてつづったそうですが、その内容が大きな反響を呼んでいます。

「ラリーおじいちゃんへ」と始まる手紙は、冒頭でお葬式に行けなかったことを謝罪。そして「お葬式はお花がいっぱいだった?」「おじいちゃんはクリスマスに何をして過ごしたの? 私はメキシコに行っていたの」と、亡くなったおじいちゃんに向けて子どもらしい質問をしたり、自分の近況を話したりしています。

当時10歳だったヘザーさんは、さらに大人だったら考えつかないような視点でおじいちゃんに語りかけます。「お墓を持つってどんな気分? 誇らしい? 私だったら自分の名前の書かれた墓石があったら、すごく自慢になるわ」。「追記:死んだらどんなホリデーを過ごすの?」とも。

この手紙に対し、ハフィントンポストのコメント欄には「愛らしい」「子どもの目線で『祖父の死』を理解しようとしている」「イノセントなんだけど……」と、さまざまな反響が寄せられている状態です。でも、やはり次の一節からは、どれだけヘザーさんがおじいちゃんを愛していたのかがうかがえます。

「おじいちゃんがいなくなって本当に寂しいの。だから私が死んだときにはまず一番最初に会いにいくからね」

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