謎のパンダ歌手が上海で人気、日本発の「PANDA1/2」って何者だ?

2010/08/31 20:39 Written by Narinari.com編集部

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8月27日の夜、中国・上海のライブハウス「MAO SHANGHAI」で行われたライブで、ひときわ大きな声援を受けた変わったアーティストがいた。白黒ボーダーのインナーに耳付きのフードをかぶった可愛い女の子ボーカル、そしてその横には怪しいパンダが一匹……。会場は現地の500人を超える観客で埋め尽くされ、手にはパンダのぬいぐるみを付けて歓声を上げる熱狂的なファンの姿も。実はこの女の子とパンダのユニット、8月25日にメジャーデビューしたばかりの「PANDA1/2」という、日本のアーティストだ。

日本ではまだ無名のアーティストながら、上海ですでに人気を呼んでいる「PANDA1/2」とは、いったい何者なのだろうか。

「PANDA1/2」はパンダの音楽プロデューサー・James Panda Jr.(ジェームズ・パンダ・ジュニア)と、日本人女性ボーカリストM!nam!(ミナミ)によるユニット。ステージにいたパンダは、このプロデューサーというわけだ。

ちなみにボーカルの女の子、今年3月に終了した人気深夜番組「キャンパスナイトフジ」(フジテレビ系)を見ていた人なら、見覚えがあるかもしれない。実は同番組に出演し、チアリーダーキャラで人気だったタレントの藤岡みなみなのだ。

パンダがプロデューサーというトリッキーなグループだが、やっている音楽は意外(?)にも正当派なギターポップを奏で、なかなか聴かせてくれる。プロフィールによると、プロデューサーのパンダは上海出身ながら、日本のJ-POPに強い影響を受けているとのこと。日本人が好きな音楽に関しては非常に詳しいパンダのようだ。

デビュー曲は「上海は夜の6時」。その昔、渋谷系の音楽を聴いていた人や「ウゴウゴルーガ」(フジテレビ系)を見ていた人なら、アノ曲を思い浮かべて思わずニヤリとしてしまいそうなタイトルだ。そんな日本好きが高じて、「日本での活動を行いたい」と上海から来日。そこでたまたま知り合った、根っからのパンダ好きのタレント藤岡みなみとの出会いを果たし、パンダを通して意気投合。ユニットを結成する運びになったという。

活動拠点は日本に置きながらも、パンダの強いコネクションにより、インディーズ時代から上海でも活動をしている。そのため、すでに上海にもファンが増え始めているようだ。日本ではまだメジャーデビューを飾ったばかりだが、日本と中国、人間とパンダの境界線を飛び越えて活躍する、こんなアーティストがいても面白いかもしれない。



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