式の日取りを決めて花婿探し、「来年2月15日に結婚してくれる人」募る。

2010/08/10 18:10 Written by Narinari.com編集部

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近年は“婚活”という言葉がクローズアップされるなど、結婚に対する意気込みは女性のほうが積極的な様子。結婚相手に相応しい男性を探し求める、これだけでも十分積極的と言えそうだが、米国にはさらにハードルを上げて婚活に臨む女性がいる。「2011年2月15日、テキサス州ダラスで結婚してくれる人」をネットで募集中の、インディーズ歌手をしている35歳の女性がその人。会場やウェディングドレスなど、挙式に必要なものはもう手配済みで、最後に残された課題が「花婿探し」だ。

「Project Husband」なる行動を起こしたのは、リサ・リネハンさん。プロジェクトの公式サイトの中で、自らを「私の人生は常に自立心と強い意志を持ち、外向的」と評する彼女の性格は、これまで歩んできたキャリアからもうかがい知れるかもしれない。MySpaceに掲載されているリネハンさんの自己紹介を見ると、彼女はバージニア大学を卒業後に金融機関に就職。ニューヨークやロンドン、ロサンゼルスなどで働くバリバリのキャリアウーマンだった。しかし、あるとき乗っていた飛行機が緊急着陸したことをきっかけに、好きだった音楽の道を目指そうと決意。歌手活動に身を投じることになる。

米メジャーリーグやサッカーの試合で国歌斉唱をした経験もあるなど、まずまず順調な活動を続けているリネハンさん。何事にも前向きで「思い立ったら突き進むタイプ」と言えそうだが、そんな彼女が次の目標を見つけたのは今年に入ってすぐのことだった。友人の結婚式に出席した彼女は「実は、私は結婚をしたいんだ」(米放送局ABC系列WFAA-TVより)と気が付いたそうだ。

結婚を目標に定めた彼女は相手もいないまま、祖父母の結婚記念日に合わせて2011年2月15日火曜日に式の日取りを決定。会場もダラス郊外のコリービルにある広場を用意している。驚くことに会場やウェディングドレスなど、結婚式に必要とするものは「すべて寄付された」そうで、リネハンさんの式に対する準備は万全。そして一番肝心にして、最も準備が大変な「花婿探し」だけが残された。

リネハンさんは、YouTubeやFacebookなどネットを活用して自分のプロジェクトを紹介。夫になってくれる気持ちがある男性を広く募った。すると、これまでに52人の男性から申し込みを受けたそうで、リネハンさんもお相手を吟味。Facebookには、そうした男性たちとのデートシーンと思われる写真も公開されている。

申し込んでくるすべての男性が一様に本気というわけではないが、リネハンさんの迷いなく行動する姿には、共感する人も増えてきているようだ。Facebookには女性からの応援や男性からの申し込みコメントは後を絶たない。

「正直で冒険好き」(公式サイトより)だというリネハンさん。果たして「親切で愛らしく、楽しい」男性を見つけ、無事に結婚式を挙げられるのだろうか。

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