セブン-イレブンの2010年版おでんがスタート、薬味の品揃え拡大など。

2010/08/10 05:24 Written by Narinari.com編集部

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最近は通年で販売する店舗が増え、以前にも増して気軽に楽しめるようになったコンビニのおでん。各社とも具材やつゆにこだわり、毎年のように改良を重ねているが、セブン-イレブンは8月10日から“2010年版”の新しいおでんの販売を開始した。今年は5つの改善・変更点を掲げているのが大きなポイントだ。

新しいおでんの改善・変更点はまず、具材の味や品質の向上。例えば以前より販売しているたまごは、ゆで時間短くすることで白身のやわらかさを向上させたほか、独自の飼料を使用することでたまごそのものの品質を向上させている。ほかにも白滝はこんにゃく粉の配合を増やし、歯切れとなめらかさを向上。大根は十文字に隠し包丁を入れ、味のしみ込みと食べやすさが向上――といった具合だ。

次に、つゆの風味も改善するべく、かつおだしと昆布だしの配合の見直しを行った。これにより、「バランスが取れた煮込み感のあるつゆ」(セブン-イレブンより)に仕上がったという。だしは地区ごとに特徴を持たせ、北海道は「煮干し」、東北・信越は「鯖・いわし煮干し」、関東は「鶏」、東海は「ムロアジ・牛すじ」、関西・岡山は「牛すじ・鶏」、中国・九州は「鶏・牛すじ」も使用している。

そして、今年は従来の練りからしに加え、薬味の品揃えを拡大した。味噌、柚子こしょうを全国で提供するほか、静岡おでんで使用される「だし粉」、姫路おでんで使用される「しょうが醤油」も順次全国に拡大していく。

さらにおでんに関する情報として、アレルギー物質・栄養成分情報を店頭の二次元バーコード経由で提供するほか、8月24日からは店頭で分かりやすいカロリー表示も行う。

連日猛暑が続く中でスタートした今年のおでん。これまでとどのように違っているのか、その味を試してみてはいかが?


☆ライバルのファミリーマートはつゆがポイント

ファミリーマートは8月3日から、2010年版の新しい「つゆだくおでん」の販売を開始している。全国を7地区に分け、各地域の嗜好にあった醤油、だし、調味料を選定した地方色豊かなつゆの配合をリニューアル。東北は「こいくち醤油×秋田名産しょっつる」、関東・北海道は「丸大豆醤油×枕崎産かつお枯節」、中部は「たまり醤油×焼津産かつお節・沼津産むろあじ節」、関西・北陸は「うすくち醤油×北海道産昆布」、中国・四国は「こいくち醤油×瀬戸内産いわし煮干し」、九州は「こいくち醤油×桜島どり」、沖縄は「丸大豆醤油×枕崎産かつお荒節」と、だしの味を強調することで、地方色をより明確にしたのが今年のポイントだ。

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