毎年8月に開催される都内有数のお祭り「阿佐谷七夕まつり」が、今年も8月5日から始まった。アーケードの商店街パールセンターにつるされる吹き流しや、それぞれの商店が手作りをする張りぼてを見に、毎年のべ50万人以上の人が訪れるお祭りだが、今年もアニメの人気キャラクターを中心に趣向を凝らした張りぼてが登場している。

1954年から始まった「阿佐谷七夕まつり」は今年で57回目の開催。昔に比べると個人商店が減少し、代わってチェーン店が増加している関係で数自体は徐々に寂しくなってきてはいるものの、それでも手作り感あふれる張りぼてがズラリと並ぶ様子は壮観だ。

今年は映画「トイ・ストーリー3」のキャラクターや、定番の「ドラえもん」や「アンパンマン」「ポケモン」などのキャラクターが並ぶ中、異彩を放っていたのがTwitterがダウンしたときに現れる「クジラ」。昨今のTwitterブームにしっかり乗ったこうした時事性も、毎年の七夕まつりに変化をつける魅力となっている。

時事的な張りぼてでは、ほかに小惑星探査機「はやぶさ」も。また、「はやぶさ」を擬人化したキャラクターも一般参加のプチ張りぼてとして登場している。ネット絡みでは、同人ゲーム「東方Project」から飛び出し、2ちゃんねるなどで人気の「ゆっくりしていってね!!!」の張りぼても…。

変わったところでは、「ガリガリ君」のキャラクターの張りぼてもあり、こちらは手に持った食べかけの「ガリガリ君」の棒に「1本当り」と書かれているという、細かなこだわりが感じられる作りとなっている。

今年は9日（月）まで開催される「阿佐谷七夕まつり」。皆さんも張りぼての数々を見に行ってみてはいかが？