ニューヨークのどこかに1万ドル入り宝箱、サイトでヒントを順次公開。

2010/08/05 17:31 Written by Narinari.com編集部

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ヒントを解読して宝箱を見つけ出せば、中に入っている賞金1万ドル(1ドル硬貨で1万枚/約86万円)をそのままプレゼント――。そんな誰でも参加できる“宝探し”が、米ニューヨークを舞台に繰り広げられ、話題を呼んでいる。発見の鍵となるヒントは「海賊の人形劇動画」という形でサイトにアップロード。毎週1本ずつ、合計8本が順次公開されていく予定だ。

この宝探しの情報を公開しているサイトは「WELOSTOURGOLD.com」。米紙ニューヨーク・デイリーニューズによると、サイトを運営しているのは「ブルックリンにいる2人の人形使い」で、米紙ニューヨーク・タイムズでも「30代のアーティストの男性2人」と、身元は明かされていない。しかし、匿名を条件にニューヨーク・デイリーニューズ紙の取材に応じた男性の1人は、「私たちは嘘をついていない。本当の話だよ」と、宝探しの信憑性を訴えている。

サイトでは埋めた宝箱とその中身を紹介する動画を公開中。動画では米国の1ドル硬貨1万枚が入っていると説明されており、宝箱の蓋を開ければ大量のコインが出てくるという、まさに映画などでよく目にする“お宝発見”のシーンが体験できる仕掛けだ。ちなみに、硬貨は米国で流通している「サカガウィア・ダラー硬貨」と呼ばれるもので、ホンモノの金は含まれていないものの、新品なのかすべてピカピカのものが用意されている。

ニューヨーク・タイムズ紙によると、2人は「金色のコイン」1万枚を集めるために、2年にわたりアパートの至る所に隠して準備するなど、綿密に計画を練ってきた。そして昨年11月、ニューヨークのどこかに宝箱を埋めたそうだ。ちなみに、隠した場所は「セントラル・パークではない」とだけ明かされている。

8月1日からは、場所を特定するための最初のヒント動画「EPISODE ONE」を公開。嵐の海を漂う船の中で話し合う、宝箱を失った海賊の人形劇という形でストーリーが展開されている。ヒント動画は順次公開され、8本の動画がすべて出揃う9月19日には、ストーリーの全容が分かりそうだ。

なお、この“宝探し”への参加には、メールアドレスの登録や何らかの契約も必要なく、費用も発生しない。サイトは宝箱へと繋がるヒントが掲載されるのみで、純粋に“宝探し”を楽しんでもらいたいと、主宰の2人は考えているようだ。

日本でも“宝探し”を企画・運営する会社があり、全国でしばしばイベントが開催されているが、今回の“宝探し”は人形劇の動画をはじめかなり手が込んでいるのに、すべてが謎めいているのがミソ。ニューヨークのどこかに埋められている宝箱にたどりつく人は、果たして現れるのだろうか。

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