7月30日に大阪で行われたファンクラブ限定ライブで突然引退を表明した愛内里菜が、31日に公式サイトを更新。ファンに向け、引退の決断に至った想いを明かしている。

公式サイトに更新された「愛内里菜より皆様へ」では、まず、「私、愛内里菜は2010年末をもちまして、すべてのアーティスト活動から引退することを決断しました」と報告。「これまで応援していただいた、ファンの皆様、関係者の皆様には心から感謝しています」と謝意をつづっている。

そして引退を決めた理由については、「3月から音楽活動11年目が始まり、新たな気持ちでレコーディングをスタートさせてからたくさんの楽曲ができあがりました。これまでの経験をすべて振り絞ってできた作品が仕上がったと満足しています」とした上で、「今は新たなステージへ向かうために、自分自身と向き合う時間を作るのが必要だという結論」に至ったという。そのため、引退の決断は「前向きな思い」だとしている。

また、愛内里菜のスタッフからの「大切なお知らせ」でも、引退は「愛内里菜及びスタッフ共々何度も話し合いを重ねた結果」と報告。「前向きな決断であることを、ご理解いただければと存じます」と、重ねて「前向き」であることを伝えている。

愛内里菜は1980年生まれの30歳。アニメ「名探偵コナン」のテーマ曲などで人気となり、2003年にはNHK「紅白歌合戦」にも出場した。「RINA AIUCHI LAST LIVE 2010 -LAST SCENE-」と銘打たれたラストライブは、9月18日に大宮ソニックシティー、9月26日に兵庫・尼崎アルカイックホールを予定している。