先日、台湾の女性ニュースキャスターが生放送中、スタジオ内に紛れこんだ1匹の蚊のせいで体に異変を起こし、そのまま病院に運ばれるという一件が起きた。ニュースを読み上げている最中に蚊を飲み込み、時折言葉を詰まらせながらも辛うじてその話題を伝えきったところでダウン。テレビ局がCMなどで放送を繋いでる間に、番組は別のキャスターが登場して続けられ、ピンチを乗り切ったという。
台湾テレビ局中国電視公司(CTV)のキャスター、黄晴さんがアクシデントに見舞われたのは7月14日のニュース番組中でのこと。シンガポール華字紙聯合早報によると、この日ニュースを読んでいた黄さんは蚊を誤飲してしまい、その瞬間に彼女は顔を赤らめ、途切れ途切れになりながらも話題を伝えた。
何とかニュースを読み切った黄さんだったが、誤飲は喘息の発作を誘発。「過呼吸を起こし、手足が全て麻痺」してしまい、急遽病院に搬送されることとなった。このため、テレビ局側も直ちにニュース映像に切り替え、さらに「広告を入れて4分繋ぎ」(豪紙ヘラルド・サンより)対応。すぐに別の女性キャスターを登場させ、放送中断の危機を回避した。
幸い、病院での処置を受けて黄さんの体調も回復。現在は「蚊で喘息になったのは、今までで最もおかしな出来事」と笑い飛ばしているという。インターネット上では、台湾のユーザーを中心に彼女を「蚊を食べたキャスター」(聯合早報より)と呼び、大人気になっているそうだ。