ラー油ブームが遂に映画へ発展、「石垣島ラー油」を観客参加型で映画化。

2010/07/20 17:51 Written by Narinari.com編集部

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昨年発売された桃屋の「辛そうで辛くない少し辛いラー油」をはじめ、空前のブームとなっている“食べるラー油”。しかし、このブームよりもずっと前、2000年から“食べるラー油”の販売を開始し、一部に熱狂的なファンを生んできたのが石垣島・辺銀食堂の「石垣島ラー油」だ。このラー油を題材にした映画の製作が決定。現在、製作に向けたプロジェクトが動き出している。   

今回の映画製作は、全国に21の劇場を展開するユナイテッド・シネマが、辺銀夫妻の出会いから「石垣島ラー油」誕生までの軌跡をつづった書籍「ペンギン夫婦がつくった石垣島ラー油のはなし」の映画化権を取得したもの。現時点ではまだ製作委員会は組成しておらず、配給会社も未定だが、制作会社のダブ(プロデューサー:宇田川寧/監督:平林克理)、出版元のマガジンハウスなどが参加する形で準備が進められている。製作・劇場公開は1〜2年後をめどにしているという。  

その準備段階として、ユナイテッド・シネマは脚本ができる前から、映画館の観客が参加してともに映画を作り上げていくプロジェクトを推進。具体的には同社公式サイト内に特設コーナー(//www.unitedcinemas.jp/toyosu/ishira/index.html)を設け、“本”を読んだ感想や共感ポイントなどを募集し、そうした生の声や観客視点を最大限に活かしながら映画に反映させていく。なお、この企画に参加した人の中から抽選で5人の名前を、映画のエンドクレジットに入れるというプレゼントも用意されている。

「石垣島ラー油」は石垣島で製造・販売されている“食べるラー油”。石垣島在住の辺銀夫婦が独自に開発し、2000年に石垣島で開催されたイベントで販売したのが始まりだ。以来、評判となった「石垣島ラー油」は夫婦が営む店で作られることになり、石垣市内にある石垣島ラー油工房、わしたショップ、日本各地の小売店、通信販売を通じて全国区の人気に。愛好者は多いものの、生産量と販売店の少なさから「幻のラー油」とも呼ばれている。

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