何かとスケールの大きさを感じさせられることの多い米国に、“世界最大”を謳うスケートボードを制作した男性がいる。大人が何人も乗れるほど巨大なこのスケートボード、キャンプ場で実際に乗っている動画がYouTubeに投稿され、話題を呼んでいるようだ。
「World's Largest Skateboard Disaster」(//www.youtube.com/watch?v=KU1qSSZDPws)と名付けられた1分40秒あまりのこの動画。制作したのは、スケートボードのコースデザインなどを手がけているカリフォルニア・スケートパークスのオーナー、Joe Ciagliaさんで、ペンシルバニア州ウッドワードキャンプ場で撮影されたものだという。そのスケボーの迫力たるや、動画を見れば一目瞭然だ。
緑の芝生が生い茂るキャンプ場の中を進む巨大スケボーは、10人程度が乗ってもまだ余裕を感じるほどの大きさ。「曲がるためにはこれだけの重さが必要」(カリフォルニア・スケートパークスサイトより)ともいうが、動画を見る限りでは、10人が乗っていても“乗らされてる感”満載で、動きをコントロールできているのかは定かではない。
動画の中にはCiagliaさんが1人で乗り、競技用自転車のジャンプ台(丘)に挑むシーンも収められている。下り坂を疾走するスケボーに乗るCiagliaさんは、右に左にと移動しながらバランスを取ろうとしているように見えるが、そんなことはお構いなしに巨大スケボーはひたすらまっすぐ疾走。高さ約4.5メートルのジャンプ台が迫ると、危険を察知したCiagliaさんは飛び降り、巨大スケボーに轢かれそうになるなど、まさに命がけ(?)の挑戦となっている。
ちなみに巨大スケボーはその後、土を巻き上げジャンプ台に激突、勢いを落としながらも、乗り上げたジャンプ台の上で完全に停止してはいない。こんな“怪物”を乗り回そうと考えるのだから、その度胸には恐れ入る。
この巨大スケボー1人乗りについて、カリフォルニア・スケートパークスは「ジョーは一番大きい丘を選んで爆撃した」と成功をアピール。「このビデオは素晴らしい」と自画自賛している。確かに動画を見て爽快な気分を味わえることは間違いなし。Ciagliaさんのバカバカしくも壮大なチャレンジの様子を、ぜひ一度、ご覧になってはいかがだろうか。