当たりたくてもなかなか当たらないのが宝くじ。海外からは日本とは比べものにならない当選金額の話題が伝えられるが、高額賞金を得るのは当然容易なことではなく、当たった人は相当な運の持ち主だと言える。ある米国の女性は先日、最高賞金1,400万ドル(約12億円)というスクラッチカードを買い、見事1,000万ドル(約8億7,000万円)に当選。しかしこの女性、この当選が初めての高額賞金ではなかった。それ以前に3回も億単位の賞金を獲得していたと、驚愕の引きの強さが話題を呼んでいる。
この信じられないほどの強運の持ち主は、ネバダ州ラスベガスに住んでいる63歳の女性、ジョーン・ギンザーさん。ギンザーさんは6月28日、同州ビショップでスクラッチくじ「$140,000,000 Extreme Payout」を50ドル(約4,400円)分購入し、1,000万ドルの当選を引き当てた。米放送局ABC系列KNXV-TVは、テキサス州の宝くじ運営当局がこの当選を発表した中で、女性が4度目の高額当選であることを明かしたと伝えている。
ギンザーさんの高額当選の歴史が始まったのは1993年から。最初の当選では、テキサス州のロトくじで540万ドル(約4億7,000万円)の賞金を獲得した。このときは分割での支払いを選択し、19年間にわたって毎年27万ドル(約2,370万円)を得ることになったという。しかし、彼女の強運はこれだけでは終わらなかった。
2006年、実家の父を見舞ったついでにビショップを訪れたギンザーさんは、30ドル(約2,600円)で購入したスクラッチくじで200万ドル(約1億7,500万円)を獲得。一括払いでの支払いを選び、150万ドル(約1億3,000万円)を得ると、2008年にはまたスクラッチくじで300万ドル(約2億6,000万円)を当ててしまった。
過去3回だけでも恐ろしいまでの強運ぶりと言えるギンザーさんだが、今回はこれまでの獲得額合計とほぼ同じ当選金を一気にゲットしたのだからスゴイ話。4回も宝くじを当て、合計2,040万ドル(17億9,000万円)を引き当てたギンザーさんはまさに「宝くじ長者」と言えそうだ。