「3Dテレビ」の購入意向は約4割、機能面より体調面への影響に心配も。

2010/06/09 14:52 Written by Narinari.com編集部

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昨年末の映画「アバター」公開以降、日本でも盛んに叫ばれるようになった“3D”のキーワード。今年はそうした3Dのコンテンツを家庭で見られる3Dテレビ元年とも言われ、すでに市場にはパナソニックやソニーなどの製品が発売されているが、実際のところ消費者の購入意向はどの程度なのだろうか。ディムスドライブは今年1月20日〜2月4日に実施した「3Dテレビに関するアンケート」の結果をまとめ、その内容を発表した。

アンケートの回答者はディムスドライブの登録モニター8,596人。まず、3Dテレビについてたずねたところ、「仕組みなど、詳しく知っている」は10.4%、「3Dテレビの存在は知っている」は69.5%となり、認知率は79.9%と高い値になった。すでに3Dテレビという単語は一般的なものとなっているようだ。

次に3Dテレビで映像や番組などを見る際に「期待できそうなこと」をたずねると、最も多い回答は「迫力のある映像が見られる」(67.8%)に。以下、「臨場感がある」(57.7%)、「その場に居るような感覚になれる」(42.6%)と続いている。

そして価格以外の部分で気になることについてたずねると、トップは「目が悪くならないか」(44.8%)。これに「画面に酔わないか」(43.7%)が続き、「画質の良さ」(36.0%)や「立体の度合い」(34.0%)といった機能的なことよりも、体調への影響について心配している人が多いようだ。

3Dテレビの視聴意向は「とても観てみたい」(18.7%)と「やや観てみたい」(37.4%)を合わせると56.1%で、見てみたい番組は「映画」(91.1%)がダントツ。以下、「コンサート・ライブ」(51.2%)、「スポーツ中継」(43.6%)、「ドラマ」(40.5%)、「演劇・ミュージカル」(35.2%)、「ドキュメンタリー」(27.3%)、「アニメ」(25.8%)と続いている。

最後に3Dテレビが予算内で買えると仮定した上で購入意向をたずねたところ、「ぜひ購入したい」(12.9%)と「少し購入したい」(25.3%)を合わせた「購入したい」人は38.2%に。一方で「あまり購入したいとは思わない」(19.1%)と「全く購入したいとは思わない」(12.1%)を合わせた「購入したいとは思わない」人も31.2%と多く、3Dテレビを欲しいと思うかどうかは真っ二つにわかれる状況となっている。

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