女性を薬で眠らせ結婚式強行、プロポーズに失敗した男に家族も協力。

2010/06/09 14:03 Written by Narinari.com編集部

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男性にとっても、女性にとっても、プロポーズは一世一代の告白。相手の気持ちを充分に理解した上でタイミングを選び、力強い言葉で気持ちを伝え、イエスの答えを得たいと思うものだ。しかし、タイミングや互いの思いにズレがあれば、当然プロポーズに失敗してしまうこともある。インドのある男性は、プロポーズを断られた相手のことがどうしても諦められなかった。そこで女性を睡眠薬で眠らせ、家族の協力のもと結婚式を強行。既成事実化を図り、無理矢理に結婚するという信じがたい行動に出た。

インド紙タイムズ・オブ・インディアによると、事件があったのはインド中央部に位置するアムラバティでのこと。ある日、被害者の女性は服の仕立て教室に通い始めたのだが、そこで教室を開く男性の息子が女性に一目惚れしてしまう。想いが募った息子は結婚を申し込むも、女性はこのプロポーズを拒否。普通に考えれば「あえなく失敗」というだけで話が終わりそうなところだろう。

ところが家族も味方につけていた息子は、諦めずに強引に話を進めようと驚愕の計画を実行に移す。4月21日に女性を彼の家へと連れ出すと、家には両親だけでなく、兄弟家族や親類などがなぜか勢揃いしていた。明らかに怪しげな状況の中で、女性は出されたお茶に口を付けると、そのまま意識を失ってしまう。

女性の意識が回復したのは翌日のこと。目を覚ました女性に、父親と息子はビデオを見せ始めると、そこには花嫁衣装をまとった自分の姿があった。ビデオには息子と一緒に結婚式を挙げている様子が映っており、親子は結婚を認めさせようと女性に迫ったという。どうやらこの事件は親族一同が加担し、計画を実行したらしい。女性の着替えには身内の女性陣が協力。式場となった寺院の手配から、女性を運ぶところまで家族が一致団結して、息子の結婚という目的を遂行したようだ。

結婚を強要された女性は、この事実に愕然。しかも「警察に行かないように」(豪ニュースサイトninemsnより)と、脅されていたという。しかし、1か月以上にわたり「すべてを自分の家族には隠し続けた」(タイムズ・オブ・インディア紙より)女性は、悩んだ挙句に意を決して警察に通報。訴えを受けた警察は息子と親族ら14人を起訴したと伝えられている。

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