ついついお酒を飲み過ぎてやってしまった失態、誰にでも一度や二度は経験があるかもしれません。しかし、それが警察沙汰にまでなってしまうと、失態という言葉では片付けられなくなってしまいます。

米紙セント・ピーターズバーグ・タイムスによると、フロリダ州タンパ・ベイ北部の町で、先日、32歳のチャールズ・デニソンという男が逮捕されました。彼の容疑は、泥酔した状態で911番号（日本で110通報にあたる番号）に何度もダイアルし、通常の緊急受信を妨害したというものですが、その“理由”がなんとも情けない内容でした。

彼は、ビールを取り上げた母親に激怒。「オレの母親を逮捕してくれ！」と、警察に通報したというのです。もちろん、そんな馬鹿げた話に警察が付き合うわけがありません。しかし、そのまま放置されたデニソン容疑者は「（自分の）要求が通るまでずっと通報してやる」と言うと、実際にその後何回も911番号をダイアルし続けました。

もちろん、警察が彼の家にやって来たとき、逮捕されたのは母親ではなく息子のほう。そのまま警察署に連行されたデニソン容疑者は、保釈金が支払えずに留置所へ入れられたそうです。