メントスコーラで走る車を開発、有名2人組が公開した動画は3D版も。

2010/06/02 12:38 Written by Narinari.com編集部

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ダイエットコーラなどの炭酸飲料にメントスを入れて急激に中身を噴出させる「メントスコーラ」は、数年前からYouTubeなどを通じて話題の現象。これを世界に広めた立役者として知られるのが、「Eepybird」という米国の2人組だ。彼らはメントスコーラを利用した面白い動画を数々作成し、いずれも人気を集めてきたのだが、そんな彼らが今度はメントスコーラを利用したお手製の車を開発。構想4年の力作を収めた動画が公式サイト(//www.eepybird.com/)とYouTube(//www.youtube.com/watch?v=i-hXcRtbj1Y)で公開されている。

「Eepybird」はフリッツ・グローブさんとステフェン・フォルツさんからなる男性2人組。2006年、彼らがメントスコーラを使ったパフォーマンス動画をYouTubeに投稿したところ、ネットで大反響を巻き起こした。すると、メントスの発売元のペルフェティ・ファン・メレ社が、この現象に「メントスガイザー」と命名して人気を後押し。特に海外では「何人同時にメントスコーラを行えるか」や、噴出する高さの記録を目指すイベントがたびたび開かれるなど、多くの人々を楽しませている。

そんな2人の新たな挑戦が、“メントスコーラで動く車”だ。車といっても、「前半分は女の子用自転車を改造、後ろ半分は推進ユニットを乗せる荷台」(米紙モーニング・センチネルより)と、リヤカーのような作り。しかし実現までには約4年の月日を費やすなど、かなりの難産だったらしい。人を乗せてどれだけ動くことができるか、2人は長い時間をかけて研究を重ねたという。

効率的に動力を伝えるため、「ありとあらゆる、いろいろな機械を試した」と話すフォルツさん。その結果、パイプを通してピストン運動で動かすという、本物の自動車と同じような仕組みに2年かけてたどり着いた。さらに「すべてのコーラのボトルに、どうやって同時にメントスを放り込むか」で開発が難航。ここでもう2年の時間を費やし、このたびようやく完成にこぎ着けたそうだ。

動画に収められた挑戦は、カリフォルニア州にある元海兵隊基地の格納庫で行われた。2リットルのコカ・コーラゼロ108本とメントス648個を搭載した車は、後部両側にあるレバーを倒してスタート。それと同時に、荷台の装置から伸びる無数のパイプを通してコーラが噴射されると、車は勢いよく走り始めた。ただ、メントスコーラならではのロケットスタートを見せはしたものの、噴射が収まると、あとはどこまで惰性走行できるかがカギに。それでもしぶとく距離を伸ばし、今回の走行距離は221フィート(約67メートル)という結果になった。

この動画は「Eepybird」の公式サイトと、YouTubeのEepyBirdチャンネルで公開中。また、動画には通常バージョンのほかに、3Dバージョンも用意されている。公式サイト内にはマーカーとCDケースを使ったお手軽3Dメガネの作り方を紹介する動画もあるので、2人の大いなる挑戦を立体映像で楽しんでみてはいかがだろうか。

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